「あの一言で本当に救われました。ありがとうございます」#あの人に今ありがとう
日々、正解のない子育てに奮闘していると、ときにはどうしても辛くて逃げ出したくなったり、くじけそうになったりしてしまうこともありますよね。そんな時、誰かに優しくしてもらえたり、心がホッと軽くなるような一言をかけてもらえると、この上なく救われるでしょう。
今回ご紹介するのは辛いときや、くじけそうなときに救われた一言。
思いがけない相手から元気をもらったママたちの、心温まるエピソードです。あなたは誰かに、心の支えとなるような言葉をかけてもらった経験がありますか?
あなたの言葉で本当に救われました
長男を出産して数ヶ月のころ。神経質になり、育児本やネットを見てたくさん勉強していました。 ある日緊張の糸が切れて疲れてしまって涙が止まらなくて、育児サイトに「なんでどうして」と支離滅裂な投稿をしました。たくさん優しい言葉をかけてもらいましたが1人のママから「大丈夫。来年の今頃はあなたが大丈夫って答えられるよ。あたしもそうだったから、きっと次はあなたの番。だから大丈夫」 と返信がありました。その言葉に本当に救われたんです。今でも忘れられませんし、感謝で涙が出ます。
当時、知らない土地で主人の帰りが遅く、独身の友人しかおらず、相談する相手もいませんでした。苦しくて苦しくて切羽詰まってました。
今は子どもが二人に増えて、悩みもありますが楽しく幸せです! 「大丈夫」と言ってくれて本当にありがとうございました。あなたの言葉で本当に救われました。 (20代後半 女性、加筆・修正の上掲載)
その一言に、なんで息子をこんなに泣かせてしまうんだろうと自分を攻めていた私の心がすっと救われました
子どもが1歳少し前の頃。つかまり立ちが早かったために、ありとあらゆるところにつかまっては立って、転ぶ、泣くの繰り返しの毎日でした。近くに同じくらいのお友達もいなくて、家の中でひたすら立っては泣くを繰り返す息子に疲れていました。
そんなとき、子育て広場に連れて行ったんです。
そこでもつかまって立つ、転ぶ、泣くを繰り返して遊ぶ息子をみて、私はハラハラしていました。そのとき先生が私のそばにきて「見てお母さん、大丈夫ですよ。あんなに転んでもまた立つってことは、痛みより興味が強いってこと。お家だと2人きりで疲れるでしょう。あれもこれも危なく見えるでしょう。広場に遊びにきてくださいね。ここなら、みんなが見ていられますからね」と声をかけてくれたんです。
その一言に、なんで息子をこんなに泣かせてしまうんだろうと自分を攻めていた私の心がすっと救われました。あのとき、子育てにめげていた私に声をかけてくれてありがとうございました。(30代前半 女性、加筆・修正の上掲載)
帝王切開に対して、申し訳なさや後ろめたさを強く持っていた私はとても救われました
長女を緊急帝王切開で出産した私。まわりの人には言えなかったけれど、どこか心の奥で普通に産めなかったことに後ろめたさがありました。娘にも申し訳なくて……でも地元から離れていたので誰にも相談できず、心の奥に押し込んでいました。そんなときに新生児訪問で来てくださった地域の助産師さんと何気ない会話から出産時の話になり、帝王切開だったことを伝えると「お母さん、頑張りましたね」と。どうしても「帝王切開は楽だよね」と言われる機会が多かったため、その一言がとても有難かったです。
助産師さんは続けて「帝王切開で出産された多くの方は、赤ちゃんに『普通に産んであげられなくてごめんね』と申し訳なく思う方が多いんです。でもね、赤ちゃんは『ありがとう』って思っているんですよ。『大変だったから、助けてくれてありがとう。』って思っているんですよ。『どうして帝王切開で産んだの?』なんて怒ったりなんかしてないんですよ。だからお母さんも『ごめんね』って思わないで大丈夫ですからね」とお話してくださいました。
そのことが本当なのかは正直わかりませんが、帝王切開に対して申し訳なさや後ろめたさを強く持っていた私はとても救われました。助産師さんの前で泣いてしまったことも覚えています。
その言葉を頂いて、子どもに対しても自分に対しても自信を持って過ごすことができたと思っています。あの一言で本当に救われました。本当に感謝しています。(20代後半 女性、加筆・修正の上掲載)
一生懸命に子どもと向き合っていると、どうしても先の見えない育児のトンネルに悩まされてしまうときもありますよね。そんなとき、こんな言葉をかけてもらえたら、きっと「また明日も頑張ろう」と元気が湧いてきますよね。
貴重な体験談をお寄せいただいた皆様、ご協力ありがとうございました。
文・赤石みお イラスト・おぐまみ
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