これはうちの子の生態図鑑?かわいくて、ニヤニヤしちゃう絵本です
「つい、この前産んだばかりなのに……」
子どもの成長の早さに、頭も心もまったくついていけていない自分に気づくときがあります。
そんな気持ちになった日は、寝かしつけた後にスマホで撮った子どもの写真を見返します。気が付けば1時間が経過していた、なんて夜も。
この間まで赤ちゃんだったはずなのに、もうすぐ3歳になろうとしているわが娘。
育児がスタートした頃、先輩ママたちから「本当に、あっという間に成長するよ」と言われることがたくさんありました。「そういうものなのか」という意識は頭のどこかにあったものの、実際は思っている以上の早さで成長していきました。
スマホの写真を振り返って見ると、撮影をした瞬間の記憶が鮮明に蘇ってくるものばかり。その1枚、1枚を見ては、懐かしい気持ちで胸がいっぱいに。
写真の娘を見ていると、月齢ごとに「このポーズ、よくしていたなぁ」とか、「こんな表情してた」「そういえば、こういう顔しなくなったなぁ」と思うものがたくさんあります。
たった3年の間にも、「あの頃は」という歴史がすでにあることに驚きます。
成長と共に、見ることのできなくなる仕草や表情。
とくに言葉は、どんどんしっかり話せるようになっていくので、かわいい言い間違えや、聞きにくい発音などの時期を懐かしく感じることが多いです。
今だからこそのかわいい仕草は?
「ウンチ踏ん張ってるときの顔」
「おいたしようとして、人の顔うかがうとき!」
「口を、んーって尖らせるときの顔」
「ちゅうしてくる顏とカメラを向けたときの反応」
「すねてる顔! たまらん」
「飛ばない投げキッスしてるのがかわいい」
過ぎた月齢を懐かしく感じる筆者が、本屋さんで思わず手にした絵本があります。
イラストレーターのminchi(みんち)さんの絵本第一作目となる「いっさいはん」です。
この絵本、とにかく全てのページにニヤニヤポイントがあります。
帯にもあるように、ついニヤニヤしちゃうんです。
ページをめくる毎に出てくる、“いっさいはん”の子どもの仕草や行動に「あ、こんなことしてたなぁ」とか、「わわわ! 懐かしい!」と、ニヤニヤの次にはウルウルしてしまう一冊。
絵本とはいっても、これはお子さんのために読んであげるものというよりは、ママやパパに、育児の合間のほっと一息という時間に、読んでもらいたいなと思う絵本です。
絵本に描かれている娘の「必殺! かかとおとし!」を何度も経験している夫は、ページを見ながら「まるで、自分のことが描かれているようだ……」とつぶやいていました。
夫婦で楽しめるこの絵本、ぜひ一度手に取ってみてください。
いっさいはん
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著,イラスト:minchi
出版社: 岩崎書店