<花火デート、大追跡!>ミッション成功⇒夜空を見上げる娘を見て…「親の出番ナシ」【第3話まんが】
私はユウキ。今日は花火大会。想像を絶する熱気と人波のなか、私は必死にデート中の娘チナツを追いました。夫ケイタからの情報を武器に、5メートルうしろからマークを続けます。するとトイレに行きたがっているらしく、困り果てた様子の2人の姿が……。私は物陰に潜み、自宅で思い出したふりをして、穴場トイレの情報をチナツにLINEしました。返信はいらない、ただ無事に難所を切り抜けてほしい。母としてのプライドを捨て、私は執念の遠隔サポートにすべてを賭けていました。


私たちの記憶通り、そこには古い公衆トイレがありました。しばらくしてスッキリした顔でトイレから戻ってきたチナツ。ヒロユキくんが「よかった」と言うように笑い、チナツも照れくさそうに笑い返しています。その何気ない光景に、胸の奥が少しだけ疼きました。

2人は何やら話しながら笑顔を向け合っています。ヒロユキくんが人波からチナツを守るようにして、少し高い縁石の方へチナツを誘導しました。チナツはヒロユキくんの手をギュッと掴み、2人は並んで夜空を見上げています。

穴場のトイレへと向かう2人の後ろ姿を見守り、ミッションの成功を確信してホッとしました。
夜空に大輪の花火が弾けるなか、ヒロユキくんに守られながら見たこともないような輝く笑顔を見せるチナツ。
その姿を見て、もう私の出番ではないのだと悟りました。
用意していた絆創膏も飲み物も、もういりません。
駅へ向かう人波に一足先に乗り、私は一度も振り返らず帰路につきました。
チナツの成長を寂しくも誇らしく感じた、忘れられない夜となったのでした。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・善哉あん 編集・石井弥沙
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