いつもおもちゃが散らかって困っているママへ!子どもにお片付けを習慣化させる4つのポイントとは
掃除で一番悩まされるのが、子どもの遊びスペースの片付けです。おもちゃは年齢が上がるにつれて増える一方、収納スペースは変わりません。棚からあふれたおもちゃが床にちらばり、掃除もままならない状況です。
そんなわが家の子どもスペースを、整理収納アドバイザーの中島亜季さんが提唱されていた「子どもにお片付けを習慣化させるためのポイント」をもとに片付けてみました。 もうすぐ3歳のわが子に、自分で片付ける力を身につけさせる第一歩となったその方法をご紹介します。
質問の仕方が子どもの片付けの分かれ道
整理収納アドバイザーの中島さんによると、
『大人のように「要る?要らない?」と聞くと、なんでも「要る!」となってしまうのが子どもたち。 「使っている?いない?」「好き?好きじゃない?」と聞いてみてみましょう』
とのこと。
うちの子は、「好き?」と聞くと、なんでも「好き」と言ってくるので、「使っている?」という質問の方が役に立ちました。「使っていない」と答えた物も、すぐ処分するのではなく、一定期間別の場所に保管して、それでも思い出さなければ大丈夫。気が変わりやすい子どもでも安心して対処できます。
子どもに収納場所を決めさせてみて
2つ目のポイント。
『子ども目線での使いやすさ、どんな風に使いたいといった希望を叶えることで、責任感や管理力を養えます。お気に入りの空間を作ることで片付け意欲もアップします。使いづらいときには、その理由と改善策を一緒に考えてみましょう。分析力や優先順位、「生きる力」も片付けで養えます』
わが家でつかっている木の積み木。手に持ちやすく、積みやすいのがお気にいりですが、重いのが難点。いつも箱ごと棚に収納するときに、「おもたいから、ママやって」と言われるので、いつも筆者が棚に戻していました。これをあえて外に出しておくように変更。自分の力で引きずって、元に戻すことが可能になりました。
なぜ気に入っているのかも聞いてあげて
処分する時にも、物を買うときにも参考になるのがこちら。
『大人とは異なる目線を持つ子どもたち。お気に入りのモノの理由を、つたなくても自分の言葉で表現させてみて。色や手触り、こだわりなどが分かれば、子どもに与えるモノ選びの参考にもなります』
わが家の2種類の布絵本に対して、気に入っている点を聞いてみました。左側の絵本について、「おさるさんに手がはいるから」というのが理由のよう。ちなみに右側の絵本は、「おもしろくないから、いらない」と言われてしまいました。
ゲーム要素を取り入れ楽しめる習慣
最後はこちら。
『「片付けタイム」使ったモノを元に戻すことから練習です。片付けは、「次に使いたい人への思いやり」と「次に使う自分への思いやり」。学校の休憩時間のように同じ時間帯に、楽しくテンポのよい音楽を聞き終わるまでなどルールを決め、「片付けタイム」を作りましょう。おうちの人も他の場所を一緒に楽しく片付け、子どものお手本にもなれる時間を持ちましょう』
わが家では、片付けを「よーいどん!」ではじめる習慣を作ってみました。出かける前、ごはんの前、寝る前などに親子で「リセット」の時間を作ります。「どっちがはやいかな?」と競争するように片付けをはじめることで、子どもはより一生懸命になります。
片付けはすぐに身につけられることではありません。でも毎日根気よく続けていれば必ず習慣化させることができるはず! ただやみくもに叱ったり、おもちゃを減らすのではなく、子どもと会話しながら実践できれば楽しめます。ママの負担を軽くするためにも、少しずつはじめてみましょう。
文・凡人主婦の小金持ち生活 aki