<知らなかった洗濯機>わかめが出てきたら大変!洗濯機のメンテナンス方法は? 第2回

洗濯機は家事に欠かせない家電の1つですが、毎日のように使うからこそメンテナンスや掃除が必要になります。ただ家電に詳しくない素人では、何をどうすればよいのか迷うことも多いでしょう。そこで今回は、タテ型とドラム式の洗濯機の両方の掃除やメンテナンスの方法について、シャープ株式会社で洗濯機の商品企画を担当されている方にお聞きしました。
ドラム式は乾燥フィルターと槽の洗浄が欠かせない
――洗濯機の掃除について教えてください。ドラム式は乾燥フィルターの掃除がとても重要とのことでしたね(第1回参照)。
シャープ 洗濯機担当者(以下、シャープ担当):そうですね。乾燥機能を使うたびに糸くずが出てくるので、都度取り除く必要があります。取り除かないとフィルターが詰まってしまい、本来の力を発揮できなくなってしまいます。また糸くずの他にもペットの毛が服についていることがあるので、洗濯する前にテープなどである程度取り除いておくといいですよ。
また洗濯機には「槽洗浄コース」があるので、月に1回は洗濯槽の掃除をしてください。シャープの洗濯機の場合、洗濯槽だけではなく乾燥経路まで洗浄ができます。
「わかめ」が出てきたら即時対応!タテ型も定期的な槽洗浄を
――タテ型の洗濯機の場合は、どのような掃除が必要でしょうか?
シャープ担当:タテ型もドラム式同様に、「槽洗浄コース」での洗浄は欠かせません。一般的なタテ型洗濯機の洗濯槽には穴が開いています。ここから洗剤や汚れ、水が外側に入っていくので、黒カビができてしまうことがあります。掃除をしないまま洗濯をすると、黒カビが洗濯槽の内側に入ってきてしまい、せっかく洗濯をしても汚れが取れず、かえって汚れが付くこともあります。この黒カビは「わかめ」といわれることもありますが、もし洗濯槽にわかめが浮いていたらしっかりお手入れするタイミングです。すぐに槽洗浄コースで掃除をしたほうがいいでしょう。
――タテ型の場合も、槽洗浄は月に1回が目安になりますか?
シャープ担当:あくまで目安ですが、月に1回くらいでいいかとは思います。ただ洗濯をする回数が多い場合には、半月に1回程度がよい場合もあります。
――洗濯槽のニオイを嗅いだとき、「なんだか臭うぞ」と感じたら、洗浄のタイミングでしょうか?
シャープ担当:すぐに槽洗浄をするほうがいいですね。ニオイでいうならば、柔軟剤の香りが洗濯物につきにくくなったら、洗濯槽が汚れているサインと言えます。そういう意味では、常にニオイは確認しておいたほうがよいでしょう。
機能的な洗濯機を使う、専門のクリーニングを依頼するという手も
――洗濯をしても結局汚れてしまうのは困ります。槽洗浄の他に何か対策はありますか?
シャープ担当:商品紹介のようになってしまいますが、洗濯槽に穴がないタイプのタテ型洗濯機(タテ型洗濯乾燥機・全自動洗濯機)を使うという方法もあります。洗濯槽の外側などに黒カビが発生するのは仕方ないのですが、その黒カビが洗濯槽内に入ってくるのを防げるように洗濯槽に穴がないのです。「穴なし槽」なら洗濯槽の外側に水が流れないので節水にもつながりますね。
――槽洗浄コースで洗浄しても、ニオイやカビが気になる場合はどうすればいいでしょうか?
シャープ担当:メーカーのクリーニングサービスを利用するといいと思います。シャープにも全自動洗濯機・タテ型洗濯乾燥機のクリーニングサービスがありますが、洗濯槽やパーツなどを外して洗浄するため、普段手が届かない場所まで綺麗にできます。クリーニングは自宅の洗い場で行いますから、洗濯機を工場などに送る必要もありません。ただ10年を経過した洗濯機の場合は、クリーニングサービスが受けられないこともあります。そのような注意点もあり料金もかかりますが、ニオイなどが気になる場合にはクリーニングを利用するのもよいのではないでしょうか。
編集後記
ドラム式、タテ型を問わず、月に1回程度の槽洗浄は欠かせないとのこと。うっかりして「わかめ」が出現していたら、すぐに洗浄ですね。そうならないために、毎月1日は槽洗浄の日など、わかりやすく決めてしまうのもよさそうです。
取材、文・川崎さちえ 編集・ここのえ イラスト・梅蔵うめ
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