後藤真希(2):第5回 栄養を摂らせたい時、今はなんでもおやきにしちゃいます!
第5回目は、現在11ヶ月になる娘さんの離乳食に関してのお話を伺っていきます。前回のインタビューでは、旦那さんの胃袋を掴んだレシピが掲載されているレシピ本『後藤真希の満足おうちごはん』から、オリジナルレシピをたくさんご紹介してくださいました。お料理上手な後藤さんが作る離乳食は気になりますね!
離乳食がスタートすると、赤ちゃんが食べてくれなくて悩むママが多いのですが、後藤さんはいかがですか?
ありがたいことに、うちの娘はわりと何でも食べてくれる子なんです。離乳食をスタートした時に、「食べてくれない」と悩むことはなかったし、食べられる物が増えてきた今も、好き嫌いがあまりないので助かっています。でも、赤ちゃんが食べてくれないのって、気分の問題もあるじゃないですか。昨日は食べたのに、今日は食べてくれないとか。最初は私も「今はあまり食べたい気分じゃないんだ」と理解ができないから、つい「昨日は食べてたじゃん……、どうして食べてくれないの?」と悩みました。あと、食べたくないから、食べ物をポイって捨てようとしたりして。一生懸命作っているご飯だから、そういう時ガッカリしちゃいますよね……。
そういう時は、どのように対処するんですか?
それは叱りますよ、私。「ダメでしょ!」と言うと、娘は泣きますよね。よく見ると「自分が悪いことをしたんだ」と感じているような泣き方をする時があるんです。だから、悪いことをしたらちゃんと叱ります。本当に食べたくなくて「もう、いらない」と拒否する時があるので、その時は違う物をあげてみたりします。その見極めは難しいけど、間違わないようにしないといけないなと思います。ただ、「食べ物をポイっとするのはダメよ」と、ダメなことはダメというのはちゃんと伝えていきたいと思っています。
娘さんの離乳食作りは、何を参考にしていましたか?
主にネットですね。例えば、「7ヶ月から食べられる食材」をチェックして、それを基準に「あ、これもう食べられる時期なんだ」と思ったら、その食材を使っておかずを作ったりします。最初は味つけをせずに、柔らかく煮たものを食べさせて、徐々に赤ちゃん用の調味料で味を変えてみたり、変化させています。
後藤さんオリジナルの離乳食レシピはできましたか?
まだ、離乳食を始めて数ヶ月だし、娘は11ヶ月なので、そんなに種類を食べていないから、オリジナルと言えるレシピはないんです。娘は納豆ご飯が好きなので、まだ作るという感じでもないんですよね。今は、おやきが大好きな娘ですが、ジャガイモで作るおやきは好きで食べてくれるけど、カボチャのおやきは食べてくれないという発見をしたので、カボチャを食べてくれるレシピを見つけなきゃと思っているところです。
離乳食作りで悩んでいるママたちに、後藤さんがオススメのレシピがあれば教えてください
私は、栄養を摂らせたいと思ったらなんでもおやきにしちゃいます(笑)。大好きなジャガイモベースのおやきに、ほうれん草とか人参とかシラスを混ぜて食べさせるのが、最近の我が家の離乳食です。何か一つ好きな物を見つけたら、その材料を少し変えて食べられる食材を増やしていくのがオススメ。最近娘は、毎朝バナナを食べているんですが、コーンフレークを食べさせたくて、バナナとコーンフレークを牛乳に浸けて柔らかくして食べさせてみたら、器用にコーンフレークだけ出されちゃいました(笑)。これから食べていける食材も増えるので、もっと離乳食レシピを勉強します。
ブログを拝見していると、娘さんにお弁当を作ったりしていますよね
はい! 作ってます。今日も、お弁当を食べてました。以前は持ち運べる離乳食などで良かったんですが、今は小さいおにぎりを作ったり、子どもが自分で食べられる物をお弁当箱に詰めて出かけています。
ママになって、食材選びや買い物をする時、意識は変わりましたか?
変わりましたね。今はおやきをよく作るので、ジャガイモは絶対に欠かせなくなりました。常にストックしておく食材ができたのも変化です。あとは、国産のお肉を買うようにしたり、ヨーグルトも欠かさず買うようになりましたね。ネットで見た「食べられる食材」を意識しながら、「この野菜、食べられるかな?」とか「どんなふうに使おうかな」と、食材を選ぶ時でも、娘を中心に考えるようになりました。
ブログを拝見していても、本当にお料理が上手な後藤さん。まだ離乳食時期ですが、お話をお聞きすると様々な工夫をしていることが伝わってきました。さて、次回は「第二子妊娠」についてお話を伺っていきます。お楽しみに。
(取材、文・上原かほり 撮影:chiai)