工夫次第で美味しくなる給食『Chef~三ツ星の給食~』第5話レビュー
回を増す毎に、面白さを増している『Chef~三ツ星の給食~』。
最初はクセがあると思った光子ですが、給食を作るメンバーたちと仲良くなっていくところや、どんなことがあってもへこたれない強さに、どんどん魅了されていきますね。「今週はどんな美味しい物が見えるの?」というワクワクも、このドラマを見る楽しみになってきました。
第5話のあらすじ
光子(天海祐希)は、屋台の看板メニューにしたい鴨を、篠田(小泉孝太郎)に買い占められてしまい、入手できずにいた。
同じ頃、荒木(遠藤憲一)は、環境の変化や天候不順による魚と野菜の高騰に頭を悩ませていた。食材の値段が上がると給食の予算にはまらなくなってしまうからだ。小松(荒川良々)らは、授業の影響の少ない日に給食を休んではどうか、と提案するが、荒木は300人の客がいるのに店を閉めるわけにはいかない、と一蹴する。
荒木のあきらめない姿勢に触発された光子は、再び市場を訪れ鴨を売ってくれ、と卸売業者に声をかけるが相手にされない。業者たちの強固な態度に光子が帰ろうとした時、ひとりの業者がある精肉店の名前を口にした。光子は早速店を訪ねるが、そこで扱っている鴨は、光子が望むような最高品質の鴨ではなかった。
一方の荒木も、市場で予算の範囲で買える魚を探していた。給食のルールでは一定の量の魚を献立に組み入れなければならないのだった。本来はサワラが欲しいのだが、現状の予算で買えたのは、味にクセのあるサメだった。晴子(川口春奈)らを前にした荒木は、サメと小松の活躍で通常よりも安く仕入れた野菜で、子どもたちが食べられる代案レシピを考えると言った。日高(池田成志)、馬場(市川しんぺー)、敏子(伊藤修子)らも、意見を出し始める。
そんな日の夜、早紀(友近)は、篠田からレストランに関する新たな事業計画を聞かされる。光子の屋台がヒントになったという篠田に、早紀は不敵な笑みを向ける。
やがて、荒木が考えた代案レシピが完成。創意工夫あふれるメニューの数々に、光子も興味を示す。ところが、そのレシピの試食をした光子は、「マズい」と言い放つ。クセのある食材を自分ならもっと美味しく調理してみせると自信をみせる光子だったが…
こんなに美味しい給食なら、私も食べてみたい! と思う給食が毎週登場しますが、メニューにも驚かされましたね!
やはり、給食メニューが登場するシーンに反応する声が多いようで。
「サメ食べてみたい」
「全部のソース味見したい!」
「こんな給食ならいいなー。給食は栄養士でかわるみたいだよね。息子の通ってる学校は給食まずいんだよ…」
「給食って、こんなに大変な思いをして作ってるんだ…」
「材料費とか考えて、さらに美味しい物を作るってすごいね。」
最近は、野菜の値段が高騰し、給食にも影響がでていると話題になっています。
決められた予算の中で、育ち盛りの子どもたちのお腹を満たし、必要な栄養が摂れるメニューを考え、作るというのは、想像以上の大変さがあるのでしょう。
このドラマの中で、給食について考えさせられることがたくさんありますね。
このドラマのもう一つの見どころは、光子が三ツ星シェフとして復活できるのかどうか!
篠田(小泉孝太郎)は、なぜあんなに光子に執着するのか。
その謎は最終回までにわかるのでしょうか?
毎週サンドバックを打ちこんでいる篠田(小泉孝太郎)を見ると、「男の嫉妬って怖いな」と思いながらも、この2人の関係からも目が離せません。光子が、再度オープンさせた屋台がどんな風に物語の展開に影響を与えるのかも要チェックです!