<親孝行、ムリすべき?>父の気持ちは?「いつも通りがいい…」当たり前の日常が幸せ【第3話まんが】
私(アサコ、40代)は夫(タツヤ、40代)と中学生、小学生の子どもとの4人暮らし。近所に私の実家があり、父(ゴロウ、70代)と母(ユキエ、60代)が住んでいます。父はガンを患っていますが、元々寡黙な人だからかあまり家族に体の状態を話そうとしません。一方の母はおしゃべり好きな人。最近父にガンの転移が見つかると、母は私に「最期になるかもしれないから」と言い、父を連れたお出かけを強要するようになったのです。私は悩んだ末、父の意向を確認することにしました。
映画館での父の様子は、明らかにしんどそうに見えます。しんどかったら断っていいと言うと、「大丈夫だ」と言いますが……。
毎日どんなふうに過ごしたいのか聞くと、父は「いつも通りでいいよ」と言います。私は驚いてしまいました。
母が使命感にかられて父をいろいろなところに連れていきたがっていることには、父もなんとなく気付いているようでした。
父は母について「死に向かう人とちゃんと向き合うのが怖いんじゃないか」と、冷静に言います。
父はあらためて母と話し合うそうです。私には何かないかと聞くと、「アサコが幸せならそれでいい」と言われました。久しぶりに見た父の笑顔に驚きつつ、父の思いやりに感動しました。
そう言ったきり、父は映画がはじまるまで目を閉じていました。



私は父と2人で映画を観にいきました。そして父の希望や体調について聞いてみると、父は「いつも通りが一番」「気を遣わなくていい」と語り、死を悲観せずに受け入れていることを知ります。
しかも父は、母が父の亡くなる不安を抱えていること、それに向き合えずにあちこち父を外出させようとしていることも察した上で、母のためにすべて受け入れていたのです。
私は父への親孝行はムリにあちこち連れまわすことではなく、できる範囲でいつも通りに父と過ごすことだと実感しています。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・春野さくら 編集・海田あと
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