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<帰省がしんどい>宿泊か、日帰りか。訪ねる側も迎える側も幸せな方法とは

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年末年始などの長期休みに生じる、帰省ラッシュ。最近は「帰省ブルー」という言葉も生まれるほど、帰省を負担に感じる人もいるようです。
今回ママスタコミュニティで見つけたのも、「結局は帰省って、泊まるよりも日帰りのほうがみんな幸せじゃない?」という投稿。この「みんな」には訪問する側も、迎える側も含まれていそうです。

「ゆっくりして」と言われても、ゆっくりできないのが義実家

まずは訪問する側の意見から。投稿にコメントをくれた多くは、投稿者さんに共感する日帰り賛成派でした。

『本当にそう。「ゆっくりしていって〜」と言われるけど、どちらもゆっくりできないんだよね』

なかには「大嫌いな義家族の顔なんて、短時間でも見たくない」といったコメントも。仲が悪ければもちろんですが、そうでなくても気が重いのは、やはり気を遣うからでしょう。

『食事の支度を手伝ったり、布団を敷いたり上げたり。風呂も待ち時間が長くなるから大変』

いつものペースで行動できないことも、ストレスになります。「義実家に行ってもテレビを観ているだけでダラダラ過ごさなくてはいけない」という声も。「お客さんだから」と気遣ってくれるのはありがたいけれど、おかげで何もすることがない場合もあります。スマホで暇を潰そうにも長時間ははばかられるし、時計が進むのをとてつもなく遅く感じてしまいそうです。

『私は外泊すると必ず便秘になるから、帰省中は大変。遠方の両家実家に2泊ずつしたおかげで痔になった』

意外に大きいのが、トイレ問題。トイレがリビングから遠い場所にあり、しばらく誰も入ってこなければまだいいのですが……。

『うちの実家は両親、姉、兄、私、子どもたちで集まって飲み食いして、夜までみんなでゲーム。眠くなった人から離脱する』

宿泊付きの帰省を満喫している方も、もちろんいました。みんなでワイワイ、まるで友達とのお泊まりのようで楽しそうです。

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もっと大変なのは迎える側。人数によっては、手間も費用も桁外れ

一方迎える側はといえば、こちらも日帰り賛成派が圧倒的でした。

『誰が泊まりに来てもすぐに対応できるよう、準備をしています。来たほうは「なんでも自分たちでやるから、気にしないでね」なんて言うけど、いつも口だけだし』

義家族と同居している方からのコメントです。どんな準備かといえば敷布団カバーや季節ごとのシーツ、掛け布団の調整を行い、すぐに使えるように整理。普段は使わない客用の食器を洗い、湯呑には茶渋が付いていないかをチェック。「自分たちでやる」と公言していた来訪者は、結局「ごめんね、時間がなくって」と部屋の隅に布団を積んだまま帰宅。その後カバーやシーツをひとつずつ外し、タオルケットを洗って干す、これらすべてを行っているといいます。「そのまま放ったらかしてもいいけど、そうすると義父母は『たったひと晩だから、汚れてなんかいない』と寝具を使い回して、数年間洗わない」とのこと。

『「ホテルなんてもったいない」と、義母が泊まらせる。やってきた義きょうだい夫婦も、当たり前のようにもてなしを期待する。手土産はいらないから、食費と光熱費が欲しい』

こちらも嫁という立場の方。寝具の用意も大変ですが、食事の費用や用意も相当でしょう。
夫のきょうだい夫婦とその子どもたちも含め、かつては総勢16〜17人が義実家に宿泊していたという話もありました。朝昼晩の食事の準備がとにかく手間だったとのこと。「月日が経ち、今は1時間程度の滞在。じつは義実家もホッとしていると思う」といいます。

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日帰りできない距離の実家は、宿泊がマスト。奥の手は?

大多数の方が「日帰りがベスト」と考えていましたが、それが叶わない場合もあります。

『義実家が近い人ばかりでもないし、ホテルが近くにあるような義実家ばかりでもないよね』

「新幹線と電車を乗り継いで片道5時間かかる」という方もいたのですが、誰もが日帰りできるわけではありません。となればホテルに宿泊するという奥の手もあるものの、ホテルが存在しない地域もあります。

『ホテルが近くにない義実家だったら、日帰りできる距離のホテルに泊まればいいと思う』

これはいいアイデアです。近所にはなくても電車に1〜2時間も乗れば、何かしらのホテルがあるエリアにたどり着くのではないでしょうか。
「私の実家は遠方だから宿泊が伴うけど、夫婦で行くと夫も両親もそれぞれ気を遣う。夫は最近近くのビジネスホテルに宿泊している」というコメントもありました。「これも夫の思いやり。夫のほうも気兼ねなく寝起きできる」とのこと。ホテル代をもったいなく感じる方もいそうですが、その場合は義実家に泊まったときの気疲れと、天秤にかけてみてはいかがですか。

帰省=宿泊と信じる世代もいる。新たな方法を提案してみては

『なんで泊まらせたいのだろうね?』

そもそもの疑問もありました。泊める側は絶対的に手間が増えるわけですが、「ホテルに泊まると言ったら、大反対された」「親に『水臭い』と言われた」などの声も。同じ家族なのだから、宿泊しない理由がないということでしょうか。他に考えられるのはもてなす側としての礼儀やプライド、もちろん「わが子に会えてうれしい」気持ちも大きいはずです。そのうれしさに比べれば、わが子の伴侶と過ごす気疲れなどなんのその? しかし、先述のご夫婦のようにその伴侶は自宅に泊まらないのだとしたら……。内心ではうれしさが倍増しそうですが、どうでしょう。

『悪しき帰省の文化、なくなってほしい。私たち世代が迎える側になったら、少しは世のなかも変わるかな』

「帰省したら泊まるのが当たり前」と信じている親世代。「日帰りする」「ホテルに泊まる」などと告げると驚かれるようですが、一度試してみればそれが子ども夫婦とのよりよい距離の取り方だと気づいてくれるかもしれません。そして現役のママたちは、もう「帰省=宿泊」とは考えていない様子。「将来子どもが結婚して家族で泊まりに来られたら、私、倒れるかも」「もうすぐ義母になる予定だけど、泊まられたくない」といった声が相次ぎました。

帰省を楽しみにしている家族は別ですがどこか気が重い帰省であれば、新しいスタイルに挑戦してみるのも一案です。やってみれば案外先方も口に出さないまでも「気楽でよかった」と、喜んでくれるのでは? まずはパートナーとよく話し合ってみてはいかがでしょうか。

文・鈴木麻子 編集・佐藤さとな イラスト・猫田カヨ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
結局実家、義実家訪問って泊まるより日帰りの方がみんな幸せじゃない?