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断乳・卒乳して「さみしい」と思った瞬間は?ママたちの涙のエピソード

赤ちゃんが産まれ、母乳育児中のママは「おっぱいをやめる時期」について一度は考えたことがあるのではないでしょうか。ご存知の通り「母乳のやめ方」は断乳と卒乳の2種類があります。「断乳」とは、ママの意志で赤ちゃんの授乳を辞めること。「卒乳」は、赤ちゃんがだんだんおっぱいを欲しがらなくなり、自然と離れていくこと。

そんな断乳・卒乳を経験された方にアンケートを行った結果「断乳・卒乳をした後に寂しいと思う瞬間があった」ママが多数いる、と判明しました。

そんな子どもの成長が感じられて嬉しいけれど、ちょっと切ない「断乳・卒乳」エピソードをご紹介します。(ご協力いただいた皆様、ありがとうございました)

もう母乳をあげることはないんだなぁー」と思ったら寂しく思いました(断乳時の年齢 9ヶ月)

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私の体調不良がきっかけで断乳することを決意しました。生後5〜6ヶ月のときには、朝昼が母乳。夜はミルクの混合でした。そろそろ生後9ヶ月になるし、子どもがミルクと母乳との区別がつかない時期に断乳しようと思ったので、母乳の張り具合と子どもの様子を見ながら徐々にミルクの回数を増やしていきました。寂しいと思ったのは、断乳して1〜2週間経ってから。母乳を軽く搾乳した瞬間でした。もう母乳をあげることはないんだなぁーとふと思ってしまったとき、寂しいと思いました。

「最後の子だと決めていたので”もう私のおっぱいの役目は終わったのだ”」と思いました(一人目 1歳で卒乳、二人目 1歳で断乳)

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一人目は離乳食をよく食べる子で、三食食べるようになると日中全くおっぱいを欲しがらなくなりました。夜間も遊び疲れて寝ることが多かったので、試しに背中トントンで寝かせてみたら即寝。いつの間にか卒乳していました。

二人目は上の子同様によく食べる子で、日中におっぱいを飲まなくなるのは早かったのですが、夜間に起きることが多くて、30分〜1時間おきに起きるので私も子どもも熟睡できず……。体力的にも辛く断乳を決意しました 。断乳時は旦那に協力してもらい、上の子と旦那は2階の寝室で。私と下の子は1階の和室で就寝。抱き上げると嫌がる子だったので、とにかく起きたら添い寝をして背中をトントン。それを3日ほど続けると、よく寝るようになってくれました。

寂しいと思ったのは、卒乳・断乳して1ヶ月ほどしてから。「パイパイいる?」と、私が飲んでもいいという素振りをしたのに拒否されたとき。最後の子だと決めていたので、『もう私のこのおっぱいの役目は終わったんだ……』と悲しくなりました。断乳・卒乳後の変化は、とにかくよく寝てくれるようになったこと。代わりに寝るときは、常に私のおっぱいをナデナデと触りながら寝るようになりました。

「もう授乳をしないことで子どもとの繋がりがなくなってしまうような気がして」(断乳時の年齢 1歳半)

昼間の授乳がほぼなくなっていて、夜の寝かしつけのときだけになっていたので、良いタイミングと思って断乳を決意しました。母乳で栄養を摂るというよりも精神安定の役割になっていた気がするし、私も乳首を触られたり甘噛みしたり舐めたりされることに抵抗を感じるようにもなっていました。主人の休みに合わせて予め断乳する日を決めて、その日は朝に一度授乳して終わり。昼間は普通に過ごし、寝かしつけの際にひたすらトントン。泣いてもあげないを繰り返しました。お風呂は意外と大丈夫でした。もう授乳をしないことで子どもとの繋がりがなくなってしまうような気がして……。それが寂しかったです。
授乳はしんどいと思うことも沢山あったけど、飲んでる顔を見るのは本当に幸せでした。それをもう見れないのかと思うと本当に寂しかったです。断乳後はご飯をしっかり食べるようになったし、常に私にべったりだったのが少しずつ離れても大丈夫になりました。

最後の記念に旦那に写真を撮ってもらったとき「ホントに最後なんだなぁ……」と(断乳時の年齢 1歳1ヶ月)

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保育園に入れるため母乳相談室の先生に相談してスケジュールを組み、断乳しました。最初は1歳になると同時に断乳をする予定でしたが、直前に子どもと私が体調を崩してしまったため、先生と相談して1ヶ月先に延ばしました。断乳の仕方は、母乳をばったりあげない方法。混合で育てていたので、ミルクは継続してあげていました。子どももそれほど母乳に執着していなかったため、あっさりと断乳。最後の授乳シーンを旦那に写真を撮ってもらったときは、乳首は切れっぱなしだし、先端から血がにじんで、とにかく痛くて仕方なかった授乳だったけど「ホントに最後なんだなぁ……」と、少し泣けてきました。

赤ちゃん特有のミルクのような匂いがしないと気づいたとき(卒乳時の年齢 一人目 2歳半、二人目 1歳半)

うちは2人とも「卒乳」という形でした。もともと離乳食が始まってからご飯をたくさん食べる子たちだったので、お腹一杯になり、おっぱいを飲みたいと思わなくなったみたいです。
あっけなく授乳期に終わりがきてしまったため、新生児や一歳未満の赤ちゃんを見かけたときには「あ〜まだ授乳できるんだ。いいなー。」と思ってしまうことも。 赤ちゃん特有の、ミルクのような匂いが子どもからしないと気がついたときは寂しいと感じてしまいました。自然におっぱいを卒業したため、卒業後はグズリもしなければ泣きもしなかったです。

 

断乳や卒乳といった「母乳のやめ方」は違っても、今まで母子の大切なコミュニケーションのひとつであった授乳に終わりがきて「寂しい」と感じてしまうママは少なくないようです。

あなたも断乳・卒乳を経験して「さみしい」と思った瞬間はありますか?

文・赤石 みお イラスト・天城ヨリ子

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