<残すは悪、完食は正義?>完食より「食事を楽しむ!」を優先したい【第2話まんが:カスミの気持ち】
私はカスミ。娘のマオ(5歳)を育てています。今日は習い事で一緒のチヒロさん・シズカちゃん(5歳)親子とファミレスに来ました。一緒に食事をするのは今日がはじめて。しかし小食のマオがお子様ランチを食べきれず残すと、シズカちゃんが「悪い子だよね?」と言い出したのです。どうやらチヒロさんは「ご飯を残すなんて許せない」派の人だったようで……。「うん、残したら悪い子だよ」とはっきりマオの目の前で言い放ったのでした。


マオが「私、悪い子なの……?」という顔をしているので、私はすかさずフォローします。「悪い子じゃないよ。いい子も悪い子も、ご飯を残す残さないで決められるものじゃないの」チヒロさんはあからさまにムッとしていました。


今回のファミレスは違うけれど、人数分の注文がルールになっているお店もあります。それがお店に対する礼儀だという考え方もあるでしょう。私たちは親子で別々のメニューを頼んだだけ。その行為のなにが悪なのか、私にはわかりません。

食べ物を残したら悪い子だなんて、なぜ堂々とよその子どもに言えるのでしょう。外食のメニューを全部食べきれなかっただけで「悪い子」と決めつけないでほしいです。食べ物を残さず食べるという一面だけで「いい子」が決まるわけではありませんよね? チヒロさんみたいに、食事は残さないけれど嫌味を言う人だってこの世にいるわけですから。
ただ私は、いちいち反論してそんな無意味な言い合いはしたくありません。人は人、自分は自分でいいのです。なぜ「ご飯を残すなんて許せない」派の人は、他人に口出しをしてくるのか……。
人それぞれ価値観は違うのは知っています。私は「ムリに完食して苦しむことはない」という自分の考え方を誰かに強要することはありません。だから「ご飯を残すなんて許せない」派の人たちも、押し付けることはしないでほしいと願います。
原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・りますけ 編集・井伊テレ子
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