<受験の不安>運動が苦手な子は、大きくなっても体育が苦手なまま?内申書に悪影響かな…

わが子ができるか、できないか。小学生になったらまず気になるのは勉強、次に運動でしょうか。
運動が苦手な小学生は、中学生になってもずっと苦手なまま?
小さな頃から運動が苦手なわが子を気にする投稿が、ママスタコミュニティにありました。
『わが子は小学2年生。走るのも遅く、どの競技も集中的に練習したことがありません。こんな子は中学生になっても運動が苦手なままでしょうか? 運動神経の悪さが一番影響するのは、内申点ですか?』
小学校低学年のうちから中学校での内申点、つまり高校進学のことまで心配するとは、かなり先を見ている投稿者さんですね。
たしかに周囲を見る限り、足が速い子は学年が上がってもずっとリレー選手のままという印象があります。逆に徒競走の苦手な子が、中学校で突然リレーのスター選手になることはなかなか想像できません。
『成長すれば運動神経がよくなるなんてこと、滅多にないと思う』
『自分がそう。体育はみんなの前で恥をかく時間。ずっと苦痛だった』
投稿者さんの想像を裏付けるようなコメントも届きました。しかし一方でそんな思い込みを覆すような体験談もあります。
『私も小学生のときは足が遅く、運動は何もかも苦手だった。でも中学でバレー部に入ったら、なぜか運動神経が開花。スポーツテストもクラス上位になったよ』
この方のお子さんも同様に、小学校中学年になり突然走るのが速くなったそう。その感覚を「回路がつながったような感じ」と表現していました。
他にも「うちの子も運動が苦手だったのに、高校生になったらなぜか中の上くらいになった」という体験談も。「回路がつながる」は経験がない人にはイメージしにくいものの、「身体の動かし方が分かれば伸びる場合もある。まだ2年生だから分かっていないだけかも」という声もあります。
『私も運動が苦手で諦めていたけれど、体育の先生が変わったら少しできるようになった』
何かのきっかけで苦手意識がやわらいだ方もいました。この方の場合は左利きだったため、周囲と同じようにできなかったのだとか。中学の体育の授業でそれを指摘されて以来、一気にスムーズになったそうです。投稿者のお子さんが左利きかは分かりませんが、何かきっかけがあれば運動が苦手でなくなる可能性はありそうです。
諦めるのはまだ早い。今からでも「苦手」を「普通」にできるかも
では、そのきっかけとどう出会うか? 先ほどの方のように親身になってくれる指導者と出会えればラッキーですが、誰もがそうとは限りません。
『うちの子も苦手だったので、水泳とダンスとテニスを習わせた。陸上競技は壊滅的だったけれど、この3種はそこそこできる』
運動の苦手な子が団体競技に参加すると、ミスをして周りに責められる。それを回避するため個人競技を選んだそうですが、運動すべてが得意ではなくても、人並みにできる競技がひとつでもあれば自信につながります。
『本人が興味を持ったダンスを小学1年生から習い、受験の頃まで続けた。他の運動はからきしダメだけれど、柔軟性がつき、体力もそれなりについたと思う』
「運動神経がよい子ならもっとうまくなっただろうけど、それでも習っていない子よりは踊れる」レベルだとか。現状、お子さんに運動をやらせたことがない様子の投稿者さんですが、何かに挑戦させてみてはどうでしょう。体育の授業より丁寧に見てくれるでしょうから、走るときのフォームなどちょっとしたコツを教えてもらうことで「苦手」が「普通」になるかもしれませんよ。
『子どもの運動能力が大きく発達する時期に、適切な運動の機会を与えることが重要らしいですよ。余裕があるなら、習い事をさせてみては?』
運動する能力が飛躍的に伸びるのは、6歳までが目安とされているようです。ただ、5〜12歳までは「プレゴールデンエイジ」「ゴールデンエイジ」とも呼ばれ、小学生時代はまだ伸びる可能性が残されているとのことです。
投稿者さんのお子さんがどんな競技も集中してやったことがないのは、運動が苦手で自信のなさが理由でしょうか? 動くことが好きでないため、運動をしたくなくなる悪循環でしょうか? 高校受験という遠い未来に思いを馳せる前に、まず今できることを考えてみてはいかがですか。
内申点に影響するのは、運動能力だけではない。大事なのはマジメさ
さて、その遠い未来の話。運動神経が内申点に影響するのかについても、コメントが集まりました。
『運動が苦手でも授業を欠席せず、ペーパーテストで高得点、体育教師に嫌われないなら評定4はもらえると思う。逆に運動神経がよくても授業態度が悪いと、3になることも』
実際のところは分かりませんが、自身やお子さんの経験から教えてくれたママもいます。中学校での内申点が高校受験にどう影響するかは、住んでいる地域や高校によってもさまざま。「内申点の重要性なんてケースバイケースだよ」というコメントもありました。ここでは何かしらの影響があると仮定してみますが、多くは「体育の実技だけが内申点に関わるわけではない」という意見でした。
『マジメに授業を受けていれば、評価3は取れる。他の実技科目で高い評価をもらっていれば、内申点に影響は大きくない』
鉄棒の前回りすらできなかったというお子さんが「体育の授業にはマジメに参加。率先して後片付けをやる。できなくても、先生に教えてもらったことにチャレンジしてみる。これらを続けた結果、5段階評価で4をもらったよ」という実例も寄せられました。要はマジメさと、やる気です。これを読めば投稿者さんも少しは安心できそうですね。
とはいえ繰り返しにはなりますが、大抵のことはできないよりできる方がいいのはたしか。習い事までいかずとも身体を思い切り使う遊びに誘ってみたり、一緒にジョギングをして体力アップに励むなど、できそうなことに親子で挑戦してみてはどうでしょう。お子さんの運動能力を諦めてしまうには、まだ早すぎるかもしれません。
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