<再婚と娘>帰省してもすぐ帰る大学生。優しいと思っていたのに「かわいそう」と言われた。なぜ? | ママスタセレクト - Part 3

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<再婚と娘>帰省してもすぐ帰る大学生。優しいと思っていたのに「かわいそう」と言われた。なぜ?

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大学生の娘さんがいる投稿者さん。元の旦那さんとは数年前に別れ、40代で再婚と出産をしたそう。大学生の娘さんは、進学をきっかけにひとり暮らし。帰省してもすぐに帰ってしまうと言います。

『私たちに気を遣ってくれる優しい子だと思っていましたが、同僚からは出産してもおかしくない年齢の子どもがいるのに産むなんて、娘が可哀想だと言われました。みなさん、どう思われますか?』

再婚や出産を選んだことに対し、「娘さんが可哀想」という言葉を会社の同僚から投げかけられた投稿者さん。本人にとっては幸せな再出発であっても、周囲の目は厳しく、娘さんの立場を思いやる声が聞かれたようです。

母は再婚、出産。帰る場所を失った娘

まずママたちが思うのは、娘さんが「居場所を失った」と感じているのでは? ということです。

『娘さんの帰る場所がなくなっちゃったのだろうな。そう考えると可哀想だな』

『気を遣っているわけじゃなく、いづらいのかもよ』

実家に帰省しても、そこには母親の新しい旦那さんがいる。娘にとっては知らない男性であり、いきなり「お父さん」として受け入れるのは難しいでしょう。

『母親の新しい家庭はあくまで母親の家庭であって、娘さんは実家とは思えない』

『中年の母親と自分にとっては他人のおっさん、その間の子どもがいる家にはいたくないでしょうよ』

リビングでのんびりくつろぎ、ゆっくりお風呂に入り、寝る前にだらだら過ごす……娘さんにとっての実家の当たり前が崩れ、気楽にいられなくなったのではという見方もありました。
娘さんは、本当は居場所がなくなったから長居できないのかもしれません。家族の顔色を伺い、気を遣っている可能性もあります。投稿者さんが、娘さんが気を遣わずに済むよう努力しなければいけない場面なのかもしれません。

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他人の家庭に口を出すべきではない

一方で、同僚の発言自体が「余計なお世話だ」という意見もありました。

『産んだことをどうこう言っても仕方ない。その同僚が無神経だし、人の家庭に口を出すべきではないよ』

『そういうことを直接言う人は厄介だと思う』

『可哀想かどうかなんて、その子に聞いてみなきゃわかんないよ。その同僚が「可哀想」と言うことは余計なお世話』

娘さんの性格や価値観は本人次第で、必ずしも「可哀想」とは限りません。同僚が「娘さんが気の毒」と言い切るのは、偏見の可能性も。娘さんが、母親が人生をどのように選択しているのかを冷静な目で見ている場合もあるでしょう。
またあれこれ口を出すタイプの人に、プライベートなことを話しすぎるのは控えた方がいいのかもしれません。家庭の事情を語るほど、他人からの余計な批評を招いてしまうからです。

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再婚しても子どもに負担はかけないこと。金銭面はしっかりと支えて

もうひとつの論点は「経済的な支え」についてです。

『ムリに長居させようとせず、金銭面だけはしっかり支えてあげたら?』

『同僚が苦言するほどお花畑だったんではない? 再婚しても子どもに負担を掛けないことが一番』

大学生の娘が自立して暮らしていくためには、学費や生活費など大きな支えが必要です。娘さんの気持ちを完全に理解できなくても、少なくとも経済的に困らせないことがママとしての大切な役割なのでしょう。

母が娘に気を遣う番。しっかり話して

そして最後に目立ったのは、母娘で向き合うことが必要という声です。

『大学生の娘がいますが、一緒に暮らしていても娘は私に相談をよくしてきます。帰省してすぐ帰ってしまう娘さんを思うと胸が痛い。優しい子なのではなく、これまで母親が気を遣わせてしまったのでは。今こそ母親が気を遣ってあげる番』

『娘さんにとっては、まだまだ母親に相談したいことや甘えたい気持ちがあるはず。旦那に下の子を任せて、娘さんとふたりきりで過ごす時間を持ってあげて』

その子の性格によって、母親の再婚と出産をどう捉えるか変わります。可哀想かどうかは本人に聞くしかありません。娘の本音を直接確かめる勇気を持ち、母親として「どのような状況でもあなたは大事な子」というメッセージを伝えることが大切なのでしょう。
投稿者さんにとっては再婚家庭であっても、娘さんにとっては他人の家庭と思う部分もあるのかもしれません。けれど、母娘の絆は切れません。時間を作って会話し、愛情を伝えることが必要なのでしょうね。

子どもたちに愛情を

「子どもが可哀想」と言われた投稿者さんの再婚と出産。そこには、娘さんには実家が失われたかのような居心地の悪さ、他人からの心ない視線、そして母娘の関係の再構築という難しさがあります。
でも家族の形はひとつではありません。再婚や再出発を選んだことは周りから否定されるものではなく、大切なのはその後娘さんとどう関係を築いていくかです。投稿者さんにとって一度きりの人生。大切なふたりの子どもに精一杯の愛情を注ぐしかありません。
ママと娘さんがしっかり向き合い、互いに安心できる距離感を見つけられることこそが、何よりの支えになるのでしょう。投稿者さん自身の存在が、安心して帰れる「実家」となることが大切なのでしょう。

文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・森乃クコ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
子供が可哀想と言われた