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<おとなしいボッチ>高校2年生、友だちがいない。周りは派手な子ばかりの学校が馴染めないみたい

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投稿者さんの娘さんは高校2年生、まだ仲がいい友だちができないようで、投稿者さんは心配だと言います。羽目を外せないおとなしいタイプだそうですが、学校は嫌いではなく、毎日通っているとのことですが……。

『きれいにお化粧をしている派手な子がいる学校で、合わなかったようです。夏休みもグループで旅行やBBQに行った友だちのインスタを見せてくれるのですが切なくて……。月末の校外学習もすでにグループできているので仲間に入れてもらいにくいようです』

「一緒に行ってもいい?」と聞きにくく、かといってひとりで行く勇気はない。「行きたいけれど休もうかな」と娘さんは葛藤しているそうです。

小さい頃ならママが手助けできたかもしれません。でも娘さんはもう高校生です。「見守るしかなく胸が締めつけられる」と投稿者さんはこぼします。ひとりでも気の合う友だちに出会えたらと思っているようです。居心地悪そうにしているわが娘を思うと、不憫になるのでしょう。

高校の雰囲気が合わず一人ぼっち…同じ思いをしている家庭もある

投稿者さんの娘さんと同じように、おとなしいタイプの娘さんに、ヤキモキしているママもいるようです。

『わかります。娘も気の強い友だちからハブにされて、不登校になりかけました。幸いバイト先で気の合う仲間ができて、楽しく遊んでいます』

『わが子も自分に合わない高校に入ってしまい、楽しくない3年間を過ごしたみたい。でも就職してから気の合う同僚と出会えたとか。ちなみに小中の子とは今でも仲良くしているし、あんなにイヤがっていた高校の友だちとも今では普通に会っているよ』

『うちも友だちずっといない中学生。クラスで話しかけられても、反応が少ないから、周りも話しかけてこなくなるらしい。本人はひとりで平気らしいけれど、私の育て方が間違ってたのかな、と悩む』

わが子が寂しい思いをしているのではないかと想像するだけでツライですよね。どうにもできず、もどかしさだけが残ることもあるでしょう。

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おとなしいタイプの子どもが抱える現実

投稿者さんによると、娘さんは小中学校では自分と似たようなタイプの子と一緒に過ごしてきたそうです。目立つグループや気の強い性格の子とは合わず、小学生時代はきつい言葉をかけられたこともあったとか。そんな娘さんにとって、タイプの違う子が多く揃う高校生活は、精神的にも疲れてしまうのでしょう。

『私自身は誰とでも仲良くなれるタイプなので、娘の性格にもどかしさを感じてしまいます。きょうだいは普通に過ごしているのに、と思うと余計に悩んでしまって……』

と投稿者さん。子どもたちは同じように育てたはずなのになぜ? という思いもぬぐえないようです。

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親の考え方を少し変えてみる

「友だちが多い=リア充」だと思いがちですが、それは違うのでは? 諭すママたちもいました。

『本人の性格だから仕方ないよ。友だちがいないことより、親が心配しすぎる方が娘さんにはツライと思う』

『その校外学習、本人は本当に行きたいのかな? 私も似たような経験があるけれど、ムリして周りに合わせるより「私はひとりでやっていける。自分は自分」と割り切るようになったらラクになったよ』

友だちがいないのは劣っていると考えると苦しくなりますが、人にムリして合わせることなく自然体でいられる、と前向きに捉えれば、気持ちもラクになるのでは? 周りに惑わされず、自分自身が本当はどうしたいのかを見極め、自然体で過ごせたら、それでいいのではないでしょうか。

まずは家庭を安心できる居場所にして

娘さんと同じように、おとなしい学生だったというママたちは、お家が安心できる場所ならそれでいいと投稿者さんを励まします。

『高校生活はたった3年間。大学や職場で出会う人の方が圧倒的に多いんだから、どーんと構えて!』

『高校のときの友だちなんて10年後はほぼ疎遠。今、お家でのんびり過ごせて親子関係が問題ないのであればそれで良し』

投稿者さんの娘さんは家で過ごす時間も好きなのだとか。ママと一緒にショッピングにも出かけて楽しんでいると言います。母娘で楽しむ時間があるのも素敵なことですよね。

本人の決断を信じて見守ることがどれほど難しいか…でもそれも親の務め

悩んだ末に投稿者さんが「月末の校外学習は休んでもいいよ」と伝えたところ、本人は「行きたい」と答えたのだとか。投稿者さんは見守る覚悟を決めたようです。たとえひとりで参加することになっても、それを経験として受け止められる力がつけば、それはきっと今後の人生につながるはずです。親としては「気の合う友だちを見つけてほしい」と願うものですが、できることは限られています。「見守る」のも立派な親の務めといえるのではないでしょうか。

人生は高校生活だけで終わるわけではありません。むしろこれからが本番です。この先、気の合う友だちや親友と出会えるかもしれません。今は家庭を安心できる居場所にして、娘さんが「自分は素敵」だと思えるよう支えることが大切なのではないでしょうか。
娘さんが自分らしく過ごせる場所を見つけ、笑顔で日々を過ごせるように、信じて見守ってあげてくださいね。

文・岡さきの 編集・すずらん イラスト・猫田カヨ

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