<隠す義母|16年目の記録>子どもたちに与えていた不安「離婚…しないよね!?」【第14話まんが】
私(カナ)は結婚して16年。夫のマサトとユウマ(中1)、レイ(小5)、タクト(小2)と暮らしてきました。そんなある日、義母に大病が見つかります。そして夫に20年以上引きこもっているお兄さんがいることを知らされました。義母は私に入院中の世話や退院後のケアをさせるつもりでいたのです。そうなると私を家に上げざるを得ないから、義兄の存在を明かしてきたのでしょう。私は子どもたちにも一度しっかり事情を話しておこうと決めました。

義兄と絶対に関わらせないという約束をしてもらえないかぎり、子どもたちを義両親に接触させるわけにはいきません。子どもたちもなんとなく理解したようでした。するとレイが義両親の様子について、思いがけないことを言い出します。
ユウマの合格に感極まった義父は、ごまかすように慌てて涙をぬぐっていたそうです。レイから話を聞いて驚きました。「これでわが家は安泰だ」なんて……。やっぱり義両親は、義兄のことを子どもたちに背負わせるつもりだったのです。
レイに聞かれて私は一瞬、言葉に詰まってしまいました。離婚……。よぎらなかったと言えばまったくの嘘になります。ただレイはずっと勉強を頑張ってきました。憧れの熱望校に入るために、並々ならぬ努力をしてきたのです。今ここで不安を煽るようなことになってはいけません。私は子どもたちを励ますように力強く否定しました。
ユウマやレイは私たちの夫婦仲が少しおかしいことにうすうす気が付いていたようです。義兄の話をすると驚いてはいましたが、私たち夫婦の仲がおかしかった原因が分かってほっとしているようにも感じました。子どもたちの笑顔を守らないといけない……。私は心に誓ったのでした。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子
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