<休むという勇気>食べたくもない、仕事も何もしたくない…心が限界になったときにできること

心も体も疲れ果て、もうこれ以上先へは進めない……。普段、家事や子育てに奮闘するママたちも、苦しみや悲しみに襲われることがあるのではないでしょうか。
『心が疲れたときみんなはどうしている? 食欲もない。仕事も行きたくない。何もしたくないけれど、やらないとダメ。そういうときはどうしたらいいの?』
「疲れているの? ムリしない方がいいよ。やらないとダメ、と思わないでね」と、同じように心の限界を経験したママたちから温かいメッセージが寄せられました。
仕事、子育て、夫婦関係…気づいたら追い詰められたママたち
追い詰められて、逃げ場を失ったことのあるママも。自分の好きなことをやるとか、息抜きや休む暇もなかったことが理由のようです。
『私は知らないうちに鬱病になっていた。追い詰められていたみたいで、聞こえないものが聞こえたり、見えないものが見えていた。子どもたちは「そんな声聞こえていないよ」と。でも私は子どもたちの声さえも聞こえなくなっていた』
これは、あるママ自身の体験です。日常に追われて「やらなきゃ」「頑張らなきゃ」とムリを重ねるうちに、心が静かに悲鳴をあげていた。その結果、自分でも気づかぬうちに病気へと進行してしまったのでしょう。
『私は上司のせいで、仕事をしていて涙が出てくるようになった。だから休職して、さらに異動もお願いした。仕事起因の心の疲弊で「疲れたな」と感じたから自分の居場所を変えたよ』
こちらのママは「とりあえず1週間でもいいから休んで」とアドバイスもくれました。環境を変える勇気と、まずは休むことの大切さを語ります。人は休んだら迷惑をかける、自分だけ甘えていると思うかもしれません。しかし心身を壊してしまっては元も子もありませんよね。
心の限界。「やらねば」に縛られないで
お子さんを持つママは自分がやらないと、我慢しないと、など自分を追い込みやすいものです。でもそれが積み重なると心は耐えきれなくなります。
『外食かテイクアウトにして料理しない日を作る。仕事は適度にサボる。栄養ドリンク飲んで、お風呂入って寝る』
『手抜きできるところまで手抜きして、休む時間を確保する』
『本当に無気力のときは何もせずに寝る』
大切なのは義務感で自分を押しつぶさないこと。たとえば家事がちょっとくらいできなくても、仕事が少し滞っても、周りは少しずつ動いていきます。でも自分が倒れてしまえば、回復に何倍もの時間と労力が必要になります。今日はできないから休む、いったん立ち止まってからまた考える……そんな小さな“逃げ道”を自分に許すことが、心を守る第一歩になるでしょう。
心が限界のときは体を動かす、いつもと違うことをする
何もしたくないときこそ、動くのが1番というママもいました。暇だといろいろ考えてしまうもの。何も考えずに動くこともいい薬になるかもしれません。
『機械のようになって自分を超える』
『淡々と行くだけ』
『「今日の夕飯はお菓子です!」ってポテチを出すと子どもたちに感謝される。だから少し癒されるよ。「今日はやる気ないんで会社に隕石が落ちればいいと思います!」って言うと職場の半数以上の人が賛成してくれるから少し癒される』
何もしたくないときこそ動くというママたちです。立ち止まってしまうと、次の一歩が踏み出せないこともあるでしょう。ゆっくりでも歩き続けることで心のリハビリをするスタイルです。
休むことは「甘え」ではない。休息が不足しているかもしれない
とにかく休んで。そう言えるのは、休むことの大切さを知ったママたちです。横になって体を休めることも大事ですが、とにかく無になる時間を確保して頭と心を休めることも大事。
『カフェに行って本を読む。子どもの送迎とか最低限のことだけをやる』
『3年間遊んで暮らした。子どもがいない時間は毎日温泉かカラオケかランチ。それも飽きてパートをはじめた。ムダな時間とお金をつかった気もするけれど、私には必要な時間だった』
『自然に触れる。忙しいときは近くの低い山に登って景色見たり、時間があれば海や川に行ったり。時間に縛られずのんびり過ごす』
「泣ける動画を見る」「好きな音楽を聴く」などもいいでしょう。休むことは決して怠けや甘えではなく、自分の命や生活を守るための行動です。体が疲れたら眠るように、心が疲れたら休むのが当たり前。眠ることや食べることと同じくらい自然で必要なこと。
人は「自分は大丈夫」と思いながらムリを重ね、ある日突然、限界を超えてしまうことがあります。大切なのは、まだ大丈夫と思えるうちに心と体を休めること。そして精神が重いと感じたら、職場や環境を変えることも視野に入れていいのかもしれません。
子育てもたまには旦那さんに代わってもらうことが大切。ママだけの時間を持つことです。仕事も家事も代わりはいますが、あなたの代わりはいません。そして自分を労われるのは自分なのです。ムリをしすぎず「とにかく休む」勇気が、これからの生活を守る何よりの鍵になるのかもしれません。
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