<一口あげる>ママ友から「シェア嫌い」と言われた!わざわざ違うものを頼んだのに、暗黙の了解では?

ママ友とのランチは、日常の息抜きや情報交換の場になりますよね。メニューを選ぶときからワイワイと盛り上がり、料理が運ばれてくると自然と「そっちはどのような味?」と興味が湧くものです。そのようなときに“シェア”が生まれることもあるかもしれません。
『ランチに行ったときに、まだ口をつけてない私の料理をひとくち分「どうぞ」とあげるのだけれど、ママ友に「シェアとか嫌いなんだよね」と言われた。別にイヤならくれなくていいのだけれど、こっちはあげているのにモヤモヤする』
相手から「ちょうだい」と言われたわけではありませんが、ママ友ランチではシェアするのが“暗黙の了解”だと感じていたと投稿者さん。半分とかではなく、2cmくらいのひとくちだそう。「もうあげなくてもいいのかな」と悩んでいるようです。この投稿に、ママたちからコメントが寄せられました。
断りにくいってわかってる?シェアが苦手なママたちの声
このエピソードに反応したのは、「シェアは苦手」というママたち。居心地が悪く感じるとの声もありました。
『「ひとくちどう?」と言われることすら負担。ほしいと思っていないのに、断れない状況にされるのがストレス』
『投稿者さんも実際、相手の料理はいらないって言っているよね。それと同じで、相手もほしくない。ただそれだけのこと』
などなど、シェアに抵抗感をもつ人は少なくないようです。「相手がわが子なら自然にひとくち食べてみる? となるけれど、大人同士、とくにママ友の関係性では遠慮したい」といった意見も目立ちました。大皿料理やピザのように最初からシェア前提のものは別として、個々に注文したランチを交換することに必要性を感じないのでしょう。お互いに迷っていて、シェアする前提があってのシェアはありだけれど、押し付けのシェアは遠慮したいと言います。相手から「どう?」と聞かれると、「いらない」とは言いにくく、シェアせざるを得なくなること自体に不満を感じる人もいるようです。
好きなものを好きなだけ食べればいい
コメントでいくつも見られたのは、「自分の分を好きなだけ食べたい」というシンプルな考え方でした。
『私もママ友と同じ。自分の料理をゆっくり最後まで味わいたいよ。相手の料理が苦手だったら、もらっても嬉しくない』
好きなものを自分のお金で頼んで食べる。それで十分満足とママたち。相手と同じメニューを選ぶことも自然なことです。自分が好きなものを頼み、それだけでお腹いっぱいにしたい。しかしもし相手からひとくちもらうとなれば、こちらからもあげなくてはいけない空気になるでしょう。自分の食べたいものが減ってしまうという不満が出てくるのも頷けます。ランチは楽しく食べるためのもの。お互いの料理をシェアする必要はない、と割り切る意見が見られました。
シェアは“暗黙の了解”ではない
投稿者さんは「たとえば、ハンバーグを食べたくてもママ友がハンバーグを頼んだら、私は我慢してパスタにしたりする」と暗黙の了解でシェアすると思っていたと語ります。しかしこれに対しては、「そのような習慣は聞いたことがない」とママたちは声を揃えます。
『ママ友とのランチで、暗黙の了解でシェアする……ないない! そんな習慣ないよ』
『シェアなんかしない。他人の頼むメニューまで自分のものとしてカウントしているのが悪いのよ。そこは厳然とわけるべき』
つまり投稿者さんのように「シェア前提で料理を選ぶ」こと自体が、特殊な感覚だった可能性も出てきました。
ママ友の正直さはむしろ誠実?
一方で、今回「シェア嫌い」とハッキリ言ったママ友については、「むしろ誠実」という意見もありました。
『言ってもらえてありがたいよ。陰で「あの人シェア押し付けてくるのよね」と愚痴られるよりずっといい』
イヤなことをイヤと言えるのは誠実さの表れだとママたち。もしママ友が我慢して毎回シェアに応じていたら、内心で不満が積もり関係はぎくしゃくしていたかもしれません。早い段階で線引きを示してくれたのは、長く付き合う上ではむしろプラス。また投稿者さんに「シェアが嫌い人もいる」と教えてくれたことで、今後の他のママ友との付き合い方もよりスムーズになるかもしれません。
考え方の違いをどう受け止めるか
最終的には「人それぞれ」という結論に落ち着きます。シェアが好きな人もいれば、苦手な人もいる。投稿者さんが「暗黙の了解」と思っていた価値観は、相手にとっては押し付けに近いものだったのかもしれません。
『暗黙の了解は、相手には当てはまらなかったんだよ。シェアしたい人とはすればいいし、イヤな人にはしない。それだけ』
『普通なら「そうね、シェアが嫌いな人もいるわね」で終わり』
価値観が違うなら、そのママ友とは当たり障りなく付き合えばいいのかもしれません。食事は楽しい時間です。お互い気を使いすぎてモヤモヤが残るなら、本末転倒なのでしょう。
今回の投稿は、“シェアするかしないか”という問題にとどまりませんでした。そこには「自分の常識を他人に当てはめてしまう」「イヤなことを正直に伝えられるかどうか」「価値観の違いをどう受け止めるか」といった、人間関係に通じるテーマでした。投稿者さんにとっては「たったひとくち」のつもりでも、相手にとっては「いらないものを押し付けられる負担」だった……このギャップがモヤモヤを生んだのでしょう。
次回からは、シェアが好きな人と楽しめばいいし、そうでない人にはムリに差し出さない。その柔軟さこそ、ママ友付き合いを円滑にする秘訣なのかもしれませんね。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・Ponko
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