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全国のお父さんに見てほしい!「幸せは、家庭と仕事のバランスでできている」

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“日本の夫は、世界一、家事育児をしない”
インパクトのあるキャッチコピーと共にスタートする、3人の知事たちの妊婦体験動画が話題を集めています。

この動画は、「九州・山口 ワーク・ライフ・バランス 推進キャンペーン」で作られたもの。

“世界一家事育児をしない日本の夫”の中でも、九州・山口地域の男性は、家事関連に携わる時間が全国平均より短いというデータがあるそうです。
驚くのは、その反面、妻は夫に比べて約7倍も働いているというデータが出ていること。

実際に、子どもを持ち、妻と母という役割を担ってみると、「1日が24時間ではとても足りない」と思います。
一昔前の日本では、「夫は外で働き、妻は家のことを担う」という意識が強かった時代もありますが、今やそんな考えは時代遅れ。
「俺は外で仕事してるだぞ!」なんて偉そうにしたら、「だから?」と返されて終わりでしょう。

育児休暇を終え、子どもを保育園に預けているワーキングママたちの多くは、「育児より仕事のほうが楽」という意見をよく聞きます。
楽な仕事なんてありません。
この言葉が意味するのは、それほど子育てが大変だということなんです。
家のことをしながら、育児をして、さらには仕事をしている女性と比べたら、“世界一家事育児をしない夫”より約7倍も働いているというのは、納得の結果かもしれません。

「九州・山口 ワーク・ライフ・バランス 推進キャンペーン」は、日本一家事育児に参加しない男性に「仕事と生活の両立」を大切にすること、また、子育てに優しい職場づくりを啓発することを目的としてスタートしたそうです。

3人の知事が、7.3kg(妊娠7ヶ月相当)の妊婦ジャケットを着用し、普段の生活を体験した動画は、SNSで多くの注目を集めています。
「たった1日体験したくらいで……」という厳しいコメントもありますが、県を代表する知事たちが「妊婦さんの大変さ」を経験することで、子育てしやすい環境が生まれるきっかけになると良いなと思います。

このキャンペーンのサイトには、話題になっている妊婦体験の動画の他に、2つの動画も掲載されています。

「ごめんね弁当」篇

「NO残業社長!」篇

この3つの動画に共通して込められているメッセージ。

「幸せは、家庭と仕事のバランスでできている」
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「外で働きお金を稼いでいる」という意識だけが強くては、成り立たない時代。このキャンペーンをきっかけに、「仕事が忙しい」が、子育てに参加できない、家のことは手伝えない言い訳にできなくなるくらいの世の中になることを期待したいですね。

文・鈴木じゅん子

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