<勘違いモラハラ夫>誰もいない家にひとり… もう戻らない大切な手料理【第6話まんが:夫の気持ち】
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俺はヒサシ。嫁のミヤコは息子のタケル(1歳)を連れて出ていった。けれど夫に寄生している専業主婦なんだから、そのうち頭を下げて帰ってくるだろう。離婚届に記入させられたときは驚いたが、どうせ本当に届け出るなんてできないはずだ。そう思いながら、ミヤコが出ていって数ヶ月が経った。今や家のなかにはゴミが散乱、洗濯物は汚れたまま山積み。テーブルには空になった弁当容器……。そんな部屋のなかで、俺はひとりビールを飲んでいる。

誰もいない家に帰りたくない……。俺は毎晩、酒を飲んで帰るようになった。酔っぱらって帰宅し、ベッドに倒れ込む。ここにはミヤコの笑顔もタケルの声もない。寂しさでいっぱいになった俺は、ふと思い立ってミヤコに電話をかけた。
ミヤコの声はビックリするくらい冷たく、すぐに通話は切られてしまった。俺は呆然としながらスマホを握りしめる。やがて弁護士を通じて連絡が来て、ようやく理解した。俺は本当に大切なものを失ってしまったのだと……。
ミヤコが出て行ってから数ヶ月。家はゴミだらけ、帰っても出迎えてくれる人は誰もいない。どうせすぐに泣きついてくるだろうと思っていたが、現実は違った。今はミヤコの手料理なんて食べたくても食べられない。いつだったか俺はミヤコの料理をシンクにぶちまけた。それを思い出し、なんてことをしてしまったんだろうと後悔が胸に押し寄せる。
寂しさに耐えかねてミヤコに電話をかけたが、冷たい声で即座に切られた。あの頃の優しいミヤコはもういない。俺が壊してしまったんだ。後悔と孤独に押しつぶされ、俺は泣き崩れたのだった。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子
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