<勘違いモラハラ夫>出て行った寄生嫁「働いてないくせに。バカすぎ!」【第5話まんが:夫の気持ち】
俺はヒサシ。嫁のミヤコと息子のタケル(1歳)との3人暮らし……だった。過去形なのはついこの間、ミヤコがタケルを連れて出ていったからだ。ミヤコは妊娠を機に専業主婦になった。けれど家事もまともにできないし、そのたびに俺がレベルの低さを指摘してしつけてやっていた。夫に寄生している専業主婦のくせに、離婚を申し出てくるなんて身の程知らずな……! 俺がいないと生きられないんだから、そのうち頭を下げて帰ってくるだろう。

従順なところが可愛かったミヤコ。俺が少しでも強く言えば、すぐに泣きそうな顔をして下を向く。俺はそんなミヤコをもっと従わせたかった。離婚届に記入させられたときは驚いたが、どうせ本当に届け出るなんてできないだろう。
俺はビールを飲もうと冷蔵庫を開けた。しかしストックが切れている。まったく、専業主婦のくせに買い物もろくにできないのか……。「おい、ちゃんと買っておけよ!」ついイラ立ってそんな言葉が口から出たが、家のなかには誰もいない。
ミヤコは可愛かった。自己主張しないタイプでおとなしく、なんでも俺に合わせてくれた。意地悪をしてからかっても、「やめてよ~」と困ったように笑うだけ。俺はその従順な素直さが可愛いと思って結婚した。
やがて俺はミヤコを専業主婦にさせて、なんでも俺の言うことに従わせるようになった。少しでも口ごたえしようものなら罵声を浴びせた。反省してうつむくミヤコの姿を見るたび、とてもスカッとしていたのだ。
まさかミヤコが離婚を突きつけてくるなんて、思ってもみなかった。俺の発言を録音していると言ってきたから、タケルを連れて出ていく姿を黙って見送ってやった。けれどミヤコは俺なしでは生きられないはず。きっとそのうち泣きついてくるだろう……。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子
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