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<また今年も少子化!?>産めと言われても。どんな条件がクリアできたら「もう一人産もう」と思える?

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世間では少子化問題が強く叫ばれ、この国の将来は大丈夫なのかと不安になる昨今。しかし、今の状況を考えると子どもを望むことがなかなか厳しいと考えるご家庭も多そうです。そのようななか、このような質問が寄せられました。

『みなさんは、どのような条件がクリアできたら“ もう一人産もう”と思えますか? 妄想でも構わないのでよかったら聞かせてください』

ひとりっこのママから寄せられたこの質問。みなさんはどのように思いますか。物価は高騰し、生活はちっとも楽にならない。その上、子ども1人育てる教育費だって目が飛び出しそうな額になりますよね。現実的ではないから2人目以降は諦めるという声もあるでしょう。しかしなにかが許せば、あと1人でも2人でも産みたかったと思うママもいるはず。そのような思い、たらればでもいいので語ってみませんか。

“お金”子育てには先立つものが必要

『お金があれば、私が体調不良で夫が仕事を休めなくてもシッターさんを呼べる。お金で解決ができることはお金でなんとかすればいいからね』

『突き詰めたらお金かな。体力も心の余裕も必要だけど、それもお金を払ったら解決できる』

さまざまな声が寄せられるなか、最も目立っていたのはやはり“お金”でした。興味深かったのは、出産や産後の子育てに必要なお金がかかりすぎるなどといった話よりも、子育てをするための手を借りるお金についてのことが目立っていた点です。みなさんの声にあるように、旦那さんや実の両親や義両親の手を簡単に借りられないママも多いことでしょう。ママが体調をくずしたときに誰が子どもの面倒を見るのかという問題も発生します。なにかあったら誰が子どもを迎えに行き、誰が子どもの面倒を見るのか。このような大ピンチのときに、シッターさんなどの誰かの手を借りるためのお金があれば、もっと子育てがしやすくなるのではないでしょうか。

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子育てに協力してくれる“人員”

『両親以外の大人。上の子が入院したとき、保護者が一緒に泊まらないといけない状況だけど下の子が乳児で。大人2人でも疲れ切ったから、体力に自信のある大人がもう1人いないと3人目はムリだなと思った』

『土日休みで定時帰りの旦那かな。うちはそれが主な理由で「もう1人」を諦めた』

子育てをしてきたママたちも、「こんなとき旦那がいてくれれば」とか「誰か少しでいいから助けて」と思ったことは1度や2度ではありませんよね。頼れる人がおらず、ママ自身が不調を抱えても病院へ行くことすらできなかったなんて話は、もう「子育てあるある」と言ってもよさそうです。せめて旦那さんが定時に帰ってきてくれればとか、土日は休みだったらなども、子どもを諦めないで済む大きな要因になりそうです。

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ママ・パパの体力と健康

『不妊で授かるまでに時間がかかったし、妊娠したと思ったらトラブル続きで2人とも難産だった。2人目出産のあと生死をさまよったほど。だから、トラブルがなくて痛くなくて安産に出産できるならもう1人ほしかったかも』

『体力や精神力と健康な体。子どもにお金がかかるのは当たり前だと思っていたけど、子育てをしていくうえで親の心身も大事だと気付かされた』

体力や健康も妊娠・出産、長い長い子育てには決して欠かせないものですよね。また、ママの声にあるように精神面での健やかさや強さも見すごせません。なかなかママの心のケアまで手が回らない現状を、なんとか変えていければ少子化は抑えられるかもしれないと真剣に考えてしまいます。

周囲の配慮。子育て世帯にシビアな声はもういらない

『高齢出産のリスクと、高齢出産を叩く世間の目がなければもう1人産もうと思えるかな』

ここまでとは少し異なる角度からの現実的な声。結婚・出産の年齢が上がってきている現代で、高齢出産は珍しくないものとなっていくのではないでしょうか。しかしそのリスクははかりしれず、年齢で子どもを諦める人も多そうです。医学は日々進化し、発展していっていますので、高齢出産に関する問題も改善が進むといいですよね。そしてシビアな世間の目や声。少子化と叫ぶ割に、世の中はまだまだ子育てをするママに冷たい気がするのは筆者だけでしょうか。そこに加えて高齢出産を叩く世間の目。お互いを労りあい、助け合い、思い合う。たったこれだけのことができないせいで、少子化が加速している可能性もありそうです。

少子化問題、課題は山積み……

ママたちから寄せられた「条件がクリアできたら“ もう一人産もう”と思える」ことの数々。みなさんはどのように思いますか? こうなればいいのに、ああなればいいのに。そうすれば子どもを諦めずに済んだのに。ママたちにはさまざまな思いがあるでしょう。ですが、いろいろあるように見えて、実はママたちの願いはいたってシンプル。しかしシンプルなのに実現が難しいところが、問題なのかもしれません。少子化問題は課題が山積みで、解決には相当時間がかかりそうです。だからこそ、こうしてあちこちでママたちが本音を話していることにも意味があるのかもしれません。どのような些細なことにも意味はある。なにが世界を動かせるかなんて誰にもわかりませんよね。よかったら、みなさんの声も聞かせてくださいね。

文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・天城ヨリ子

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