<大切な友人の死>「最後のお別れ」させてほしい!遺族に断られ…気持ちの区切りナイ【第2話まんが】
私(ミドリ)は50代。子どもたちは巣立って。現在は夫と2人暮らしをしています。私は生まれ育った町でずっと暮らし、幼なじみのチカと長い付き合いをしてきました。チカは薬剤師で、数年前にお父さんが亡くなったあと実家の薬局を継ぎました。この1年ほどは連絡を取り合っていなかったのですが……。なんと先日、チカが亡くなっていたことを人づてに知りました。家族葬ですでにお別れの場も終わっているとのこと。私は呆然としたのでした。

夫はチカという大切な存在を亡くした私に寄り添ってくれました。最近は誰かが亡くなっても、身内だけのごく少人数で見送りを済ませるケースが多いそうです。しかしそれでは大切な友人であっても、最後に顔を見ることすら叶いません。
私の心のなかでは、しっかりチカとお別れができていません。なにをしていてもチカのことが頭から離れません。幼なじみとの突然の別れは思いのほか、私の心にダメージを与えています。数日後、私は同級生のマコトに会いに行きました。

チカの見送りを家族葬で済まされてしまったことが、私にはずっと引っかかっていたのでした。お葬式というのは故人を見送るための場であると同時に、残された人たちが心に区切りをつける場でもあると思うのです。私はチカにきちんと別れを告げたかった……。夫が私の思いに静かに耳を傾けてくれて、少し救われた気がします。
大切な人を亡くした悲しみはひとりで抱え込めるものじゃありません。人と分かち合うことで癒えていくこともあるでしょう。同級生のマコトが「仲間内で集まってチカを偲ぶのはどうか」と提案をしてくれたことは、とてもありがたかったです。自分なりに区切りをつける機会が必要なのかもしれませんね。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・はなめがね 編集・井伊テレ子
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