<お迎え19時カワイソー?>保護者に謝罪「私にできることを」決意【第8話まんが:保育士の気持ち】
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私(アンナ)は保育士になって2年目です。最近は毎日ひとりで最後までお迎えを待っているハヤトくんのことが気になっていました。寂しすぎてお迎えのとき泣き出してしまうこともあり、見ている私もとても辛いです。私は思わずハヤトくんのお母さんに「もっとお迎えを早くできませんか?」と伝えてしまいました。けれどその後、私は園長先生に諭されて気付いたのです。保育士として私ができるのは、決して親御さんを責めることではなく……。

私はハヤトくんを工作に誘い、一緒に画用紙で動物を作ったり王冠を作ったりして遊びました。ハヤトくんが寂しさを感じることがないように……。そして19時近く。ハヤトくんのお母さんがいつものように全速力でお迎えに来ました。
「昨日は失礼なことを言ってしまって……すみませんでした!」私は深々と頭を下げ、心からの謝罪を伝えました。するとハヤトくんのお母さんからは穏やかな笑顔で、思いがけない言葉を返されます。「ハヤトは幸せものですね」
きっとハヤトくんはご両親からの愛情をたっぷりもらっているんだろうな……。お母さんに王冠をプレゼントするハヤトくんの姿を見て、私はそう思ったのでした。ハヤトくんのお母さんもいろいろな気持ちを抱えながら、どうしたらハヤトくんのためになるのかを考え続けているのかもしれません。そんな日々の積み重ねでこの温かな親子関係があるのでしょう。
私が謝ると、ハヤトくんのお母さんからは逆にお礼を言われてしまいました。子どもたちには少しでも寂しい気持ちを感じさせないようにサポートしつつ、これからも心を込めて保育していきたいと思います。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子
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