<義妹、介護しない宣言!>大学費用の嘘、許せない!復讐を決意した日【第8話まんが:義妹の気持ち】
私(ナツキ)は、夫のタケルと中学3年生の息子コウセイとの3人家族です。少し前、実家の母が入院したとの連絡がありました。ひとり暮らしが難しい状況になってしまったそうですが、私は一切面倒を見るつもりはありません。母は私が小学生の頃に離婚し、私と兄を引き取りました。けれど母は父に似ていた私のことが疎ましかったのです。やがて兄のアツシは不登校になり、母は彼氏と外泊を繰り返すようになり……。私はとにかく早く家を出たくて必死でした。

大学に合格したとたん、家を出るよう促されました。幸いひとり暮らしをはじめる費用だけは渡されました。学費は奨学金を利用し、バイトしながらの学生生活です。するとある日、ばったり会った叔母から思いがけない言葉をかけられました。
私の心臓の音が大きく跳ね上がり、感情の波が全身を駆け巡りました。何も知らない叔母。今ここですべてをぶちまけてしまおうか……。けれど……。叔母は私の肩をポンと叩き、去っていきます。私は呆然と立ち尽くしていました。
母は私が国立大学に通っていることを、まるで自分の手柄のように親族に報告していたのでした。受験期には手厚いサポートをしてあげた、本人の希望でひとり暮らしをさせている、仕送りは大変だけれど何とか工面をしている、と……。
すべて嘘でした。けれどその嘘のひとつひとつに付き合ってあげられるほど、私の母に対する気力はもはや残っていませんでした。考えれば考えるほど、叔母の言葉が信じられなくて私は涙すら出ませんでした。ただ、涙が出ない代わりに私は決意したのです。
このままでは終われない……。そう思った私は、いつか母に「同じこと」をしてあげようと心に誓ったのでした。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子
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