<夫にいじめられる>ストレスのはけ口に嫌がらせしていた、自分の弱さ…【第6話まんが:夫の気持ち】
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オレはヒロキ。アイネと結婚してもう15年近くになる。アイネは昔いじめられた経験があり、それが心の傷になっていると聞かされていた。けれどオレから言わせてみれば、いじめられたのはアイネにも原因があったんだろう。はっきり言って気が利かないしどんくさい。だから最近ではアイネに「だからいじめられるんだ」とはっきり伝えてやるようにしている。オレはアイネが悲しそうにうつむくたび、仕事で受けたストレスがスッキリするような気がしていたのだ。

オレは子どもたちに自分の弱さを見抜かれ、「生意気な」などと中身のないことしか言い返せなかった。それからひとりになり、冷静に考えた。オレは結婚前に、アイネに対して誓った言葉を守れなかった……。自分が情けなくて仕方なかった。
アイネと話し合って、ひとまず離婚は免れた。これからは行動で示さないといけない。今度こそ家族に信じてもらえる存在にならなくては……! 子どもたちはオレに大切なことを教えてくれた。あらためて頭を下げて謝罪する。
アイネの過去を知り、そんないじらしいところも含めて守りたいと思って結婚した。しかしオレはいつしかアイネの弱点につけこみ、ストレスのはけ口にしていたのだ。子どもたちにははっきり「いじめ」だと指摘され、自分がしていたことの愚かさに気付いて愕然とした。
そんなオレに、アイネは「次は信じさせて」と言った。それは「オレを信じてほしい」という、かつてのプロポーズの言葉をふまえた返事だった……。どうしてあのときの思いを忘れてしまっていたんだろう。オレはこれから変わる。アイネと子どもたちに、もう二度と悲しい思いはさせないと心に誓う。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・はなめがね 編集・井伊テレ子
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