<令和の桃太郎おジイさん不在>「おばあさん役」を選んだ気持ち。母親への思いに感動【第4話まんが】
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私はユミ。息子タケル(年中)のお遊戯会の劇は、予想をはるかに超える賑やかさ! 5人の桃太郎が思い思いの衣装で動き回り、キジ役のタケルが一生懸命にツバサをばたつかせている姿には微笑んでしまいました。そんな中、唯一のおばあさん役・ヒマリちゃんが堂々としていて印象的でした。子どもたちの楽しそうな笑顔を見ながら、きっと素敵な思い出になるだろうと感じました。

劇が終わり、先生が今回の配役の舞台裏について話してくれました。子どもたちも着替えが終わり、インタビューが行われることになりました。
どの子もみんなそれぞれ役への思い入れを話してくれました。その姿にほっこりしながら、お遊戯会は大成功だと感じました。その後、唯一のおばあさん役に挑戦したヒマリちゃんが手を挙げて、おばあさん役を選んだ理由を話してくれました。
ヒマリちゃんのママはシングルマザーです。ヒマリちゃんは「ママひとりで私や弟を守ってくれます。おばあさんもひとりで桃太郎や動物たちを守っています。私はママのような優しくて強いおばあさん役が大好きです!」と、力強く答えていました。
お遊戯会後の保護者会では、配役決めについての裏話が語られました。役を選んだ子どもたちそれぞれには、純粋な夢があったのだそうです。でもいちばん心に残ったのは、おばあさん役のヒマリちゃんの「私はママのような優しくて強いおばあさん役が大好きです!」という言葉。
ヒマリちゃんのママがシングルマザーということもあり、親の背中を見て頑張ろうとおばあさん役に決めた話には感動させられてしまいました。そして会場全体の温かい拍手に、私も胸が熱くなりました。型破りなお遊戯会でしたが、子どもたちの思いやりと成長を感じられた忘れられない1日になりました。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・カヲルーン 編集・横内みか
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