<戸惑いまして>偏差値が高い子のママが赤点ギリギリ活発なわが子を「羨ましい」と言う!本気?
子どもの個性や得意なことは人それぞれ違います。わが子に対しては「好きなことや得意なことを伸ばしてあげたい」と思って育てていても、他の子どもを見て、ないものねだりや嫉妬、焦りなどを感じてしまうこともあるのではないでしょうか。先日ママスタコミュニティには「できる子の親でも、子育ての悩みってあるんだね」というタイトルでこんな投稿がありました。
『ママ友のお子さん。偏差値70の高校でダントツの学年トップ。スポーツも万能。そんな子のお母さんからわが子について「いいな、活発で友達も多いしな。羨ましい。どう関わったらそんな人気者に育ってくれるの?」と言われた。嫌味な感じはしなかった。私から見ればそのママ友の子が羨ましいよ。「脳みそは筋肉でできています! 赤点セーフ!」のわが子と大違いだからね。でもそんなできる子のお母さんからの質問に、なんて答えたらいいかわからなくて』
成績優秀なママ友のお子さんと、スポーツが得意な投稿者さんのお子さん。それぞれタイプが違うようです。偏差値の高い高校に通って成績も学年トップのお子さんを持つママ友から、わが子に対して「羨ましい」と言われたものの、むしろそのママ友の子のほうが羨ましいという投稿者さん。どう答えたらいいかわからなかったとして、ママたちに対応のアドバイスを求めていました。
わが子が勉強できても他の子を羨ましいと思うことはある
『うちも偏差値高めだけど、勉強で病んだ。おとなしくて真面目。人気者までは望まないけど、健康であってほしい悩みはあるね』
『遊びにいかない友達の少ない子どもがいるので、ママ友さんの気持ちわかるよ。コミュニケーション能力が高く友達多いほうが充実した生活を送れそうだもん』
『ないものねだりでしょ。ただその「ないもの」の中身が「活発で友達が多いけど馬鹿」がいいのか、「友達少なめだけど学年トップスポーツも万能」がいいのか』
偏差値の高い高校に行き、勉強が得意なお子さんを持つママ友から「活発で友達が多い」ということを羨ましく思われたという投稿者さん。ママスタコミュニティではこのママ友の気持ちに共感しているコメントがありました。勉強ができることに越したことはないけれども、友達付き合いがうまくいかなかったり、逆に成績がいいからこそ勉強のことで苦しんだりと、子どもたちもひとりひとり抱えている悩みは違いますよね。また親からしても「もっとこうならいいのに」「あの子のようになってほしい」と願ってしまうことは、少なからずあるのかもしれません。ないものねだりと言われたらそれまでですが、わが子以外の子どもに対して何かしらで「羨ましい」と思うのは、ある意味では自然なことなのではないでしょうか。
社交辞令として謙遜で言っただけでは?真に受けないほうがいいかも
『真に受けて本気で返さないことね。ましてやそんな社交辞令的な話でこんなところで無駄な時間を使わないことよね』
『普通に謙遜というか気遣ってくれたんでしょ』
『「嫌味な感じはしなかった」。これがすべてだよね。大して悩んではいないけど、相手のレベルに合わせて「悩んでいる風」を装うことのできる処世術というかさ』
一方でそのママ友が「羨ましい。どう関わったらそんな人気者に育ってくれるの?」と言ってくれたことの意味や本心については、さまざまな推測がありました。おそらくお互いの子どもの話をざっくばらんにしていたのでしょう。そしてそのママ友は普段から「勉強ができるお子さんで羨ましい」といった言葉を多くの人からかけられているのではないでしょうか。そうしたなかで謙遜の意味も込めて投稿者さんのお子さんについて褒めたり、社交辞令として会話に挙げたりした可能性があります。そのため投稿者さんがそのママ友の言葉を真に受けていることに「そのママ友は本気で投稿者さんの子どもが羨ましいとか、わが子の悩みを相談したいと思っているわけではないと思う」「大人の世間話として褒めただけだと思う」といったコメントも寄せられていました。
わが子を下げたり相手を羨ましがったりせず、「ありがとう」がベストでは?
『自分の子を下げるようなことや、「そっちのほうが羨ましいよー」みたいなことは言わなくていいと思う。「えー、そう? ありがとう」くらいでいいのでは』
『「ありがとう」でいいと思うよ。うちも息子秀才ではないけど、投稿者さんのお子さんに近いタイプ。社会人になったけど長所を生かして頑張っているよ。どちらがいいとかではなくて、投稿者さんが誇れる大切なお子さんならそれが一番だよ。だからママ友さんの言葉はありがたく思えばいいと思うよ』
ママ友の言葉が社交辞令なのか本音なのかというのは、わざわざ本人に確認する必要もないですし、白黒ハッキリさせる意味もないでしょう。それよりもそういった「あなたのお子さんが羨ましい」と言われたときに、わざわざわが子を下るような言い方をしたり、必要以上に相手の子どもを上げたりせず、そんな風に言ってくれたことへの感謝の言葉にとどめておくのがスマートではないでしょうか。投稿者さんのお子さんも、自分の母親が自分の知らないところで勉強が苦手なことや、スポーツしか取り柄がないかのような言い方をしていたと知ったら傷ついてしまうかもしれません。それにどんな子どもにも違ったいいところや魅力があるわけですから、ネガティブな返答ではなく、ポジティブな返答をするほうがお互いに気持ちがいいものでしょう。わざわざわが子を下げるような発言はせず、素直にママ友の言葉に感謝を述べる。ママ友の言葉が本音であろうとそうでなかろうと、そうした対応が大人なやり方ではないでしょうか。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・Ponko
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