<50歳、人生終わった?>学生時代の気持ちを取り戻したい!私が「好き」だったこと【第2話まんが】
私はヒトミ、50歳のパート主婦です。息子はひとり暮らしの社会人、娘もこの春大学を卒業して家を出ていったため、夫婦だけの静かな生活になりました。子どもたちの成長は喜ぶべきことかもしれませんが、私はなんだか心が空っぽ。パートもとくに好きな仕事というわけでもなく、ただ日々が過ぎていきます。カフェで会った同級生のチトセには「やりたいこと」を見つけてみたらと勧められましたが、何も思い浮かびません。すると、その帰り道に……。

そういえば私は中高生のとき美術部でした。仲間と集まって自由に制作をしたり、コンクールの課題に懸命に取り組んだりしていたものです。私は絵画教室の楽しそうな雰囲気に、自然とその頃の記憶を重ねていたのかもしれません。
私はチトセの「何か新しいことをはじめてみたら?」という言葉を思い出していました。すると私が教室の前にたたずんでいるのが見えたのでしょう。スタッフの方が出てきて私に声をかけ、笑顔で教室の中に招き入れてくれます。
街なかのカルチャースクールで絵画教室が開かれているのに気づいた私は、ふと中高生のときの美術部での光景を思い出していました。当時は美大に憧れたこともありますが、結局その方向へは進んでいません。あれから30年以上、私は絵を描くこととは遠く離れてしまっていました。
最近は心が空っぽで、好きだったことなんて何もなかったような気がしていました。けれど中高生の当時、私は確かに夢中になって楽しく絵を描いていたのです。あの頃の気持ちをもう一度取り戻せたら……。
優しく招き入れられて、私は思わず教室の中へ。他の生徒さんたちも温かく迎えてくれて、ここなら空っぽの心を満たせるかもしれないという気持ちになったのでした。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・あをきちなつ 編集・井伊テレ子
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