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<紙の新聞って必要?>「子どもがいる家庭は新聞を取るのが常識!」に賛否両論。みんなの活用方法は?

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みなさんのご家庭では新聞を購読していますか? 実家では取っているけれど、自宅では取っていないというママも少なくないのではないでしょうか。今回ママスタコミュニティのあるママから、子どもに新聞を読ませるかどうかに関してこんな投稿が寄せられました。

『子どもがいる家庭で新聞を取るのって常識だよね? 「ネットで」と言う人がいるけど、子どもにはちゃんと新聞を読ませたほうがいいと思うから、うちでは毎日読ませている。「ネットで」と言う人は、子どもに何を読ませているわけ?』

投稿者さんは「子どもにはちゃんと新聞を読ませたほうがいい」との考えから、自宅で新聞を購読し毎日お子さんに読ませているのだそう。現代では新聞を購読しなくとも、インターネットであらゆる情報を入手することも可能ですが、投稿者さんは新聞を読ませることが大切だと考えています。新聞を購読していない家庭で、子どもにネットで何を読ませているのか気になっている様子です。この投稿に、ほかのママからはさまざまな意見が寄せられていました。

うちも新聞を取っているよ

『子ども向けの新聞を取っているよ。週1回しか来ないけど出来事が集約されているから、そこから興味のある内容を自分でさらに調べる感じ』

『うちは小3で子ども向けの新聞を取っています! 子どもはクロスワードや漫画ばかり見るから、ニュースの部分を私が読み聞かせている。本気で全ページ読むと文字数はそれなりに多くて、今のところ週1回で十分楽しめているし、私も勉強になっている』

『私立中は、新聞を取っている家庭が多いかも。毎週、好きな新聞記事を一つ要約して感想を書くのを学校でやっている。でも学力は高くないよ』

新聞を取っているママたちからは、各家庭での活用例が寄せられていました。子ども向けの新聞を取っているママからは「出来事がまとめられているから、興味のあるところを選んで自分で調べている」「ママが読み聞かせをしていて、子どもだけではなく自身の勉強にもなっている」といった声がありました。子ども向けの内容であったとしても、大人もしっかり読んでみると「実はよく知らなかった……」と感じることも少なくないのではないでしょうか。子どもと一緒に読むことでママの勉強にもなるのは、大きな利点ですよね。またお子さんが私立中学に通っているというママは、「学校で新聞記事の要約の課題があるため、新聞を取っている家庭が多いかも」と教えてくれました。子どもが通う学校によっても、新聞を取る必要があるかどうかは変わってきそうですね。

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新聞を読むメリット

『大学院生と大学生の息子2人、新聞を読んでるよ。ニュース記事だけではなく、社説なども気になるみたいで、そういう記事を元に家庭内でも議論討論したりする。そういうのがすごくいいと思う』

大学生のお子さんたちと新聞を読みながら議論、討論をしているというママもいました。子どもが大きくなると、たとえ一緒に暮らしていても会話が減ってしまうこともあるでしょう。家族が各々スマホをいじっている、なんて状況も珍しくありません。そんななかで、新聞を中心に時事的な話題を家族で話し合えるというのは素敵ですよね。新聞を読む習慣がもたらすメリットと言えるのではないでしょうか。

『普段は自らが手を出さない分野や全く興味のない分野にも触れることができる。紙面を広げれば目に入るけれど、ネットだとそうはいかない。その分野の識者、文化人の執筆した専門書はなかなか手が出せないし、途中で挫折することもある。でもそうした人たちの執筆した新聞向けの記事やインタビューを気軽に読める利点がある』

新聞を読むこと自体のよさを語ってくれたママもいました。ネットニュースは、自分のよく見る記事から判断された、自分の嗜好や興味関心に寄った記事が選定されてしまいがちです。でも新聞であれば、自分がこれまで興味のなかった分野の記事も自然に目に入りますよね。「読んでみたら意外に面白かった」という経験がある人もいるのではないでしょうか。また寄稿している人たちも、その分野の専門家や文化人の場合もあるでしょうから、そういった文章を気軽に読めるのもメリットなのではと教えてくれました。

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紙の新聞にこだわらなくてもいいのでは?

新聞を購読しているというママたちのコメントがあがる一方で、情報を得る手段はほかにもあるとの意見もあがっています。

『うちの子どもは、ネットの新聞を毎日読んでいるよ』

『このご時世、他の媒体もいくらでもあるし「家で取る新聞を読む」にこだわる必要なくない?』

『わが家は親も子も新聞は読まないけれど、テレビのニュースはしっかり見てるからそれで十分です。中2の長男は理数系の参考書を愛読し、小4の次男は分厚い難読漢字の本を愛読しています』

目立ったのは、「新聞にこだわらなくてもよいのでは?」というママたちからの声でした。また、「朝夕ニュースを見せている」「ニュースは、コメンテーターなどの他人の意見を聞く機会にもなる」とテレビのニュースを見せているという人も。たしかに、コメンテーターの見解は特定の一個人の意見かもしれませんが、さまざまな考え方があると知ることも、子どもにとって必要かもしれませんね。さらには“活字を読む”ということが目的であれば、本を読めばいいという意見もありました。

情報化社会、“常識”は人それぞれ

『今は小中高の先生も大学の講義も、ネット動画の紹介やネット動画を用いた説明は普通にやっているよ。ネットって、芸能ゴシップや匿名掲示板のようなものが全てではないから。ネットから有益な情報、どうでもいい情報、危険な情報を取捨選択するためにも、ある程度は子どもも触れておいたほうがいいと思う』

インターネットには信頼にできる情報から危険なものまで、さまざまな情報が溢れています。さらに今は学校からタブレットが配布されたり、授業でインターネットに触れる機会があったりする時代ですよね。だからこそ小さなうちから親と一緒に情報に触れ、有益な情報や危険な情報を選別する目を養うことも必要なのでは、と話すママもいました。
今回の投稿では「子どもには新聞を読ませるのが常識!」という投稿者さんに対して、ママたちからさまざまな意見が寄せられていました。メディアにはそれぞれメリット・デメリットがあり一概に「これが常識!」と言えるものではなさそうですね。紙の新聞でしか得られない魅力もあれば、インターネットだからこそ知れる情報もあります。テレビのニュースでさまざまな意見を聞くメリットもあるでしょう。複数のメディアを組み合わせることで、子どもの知識を深めることに繋がっていくのではないでしょうか。親子で一緒に情報に触れたり話してみたりしながら、子どもの興味関心の幅を広げていけるといいですね。

 

文・佐藤さとな 編集・みやび イラスト・猫田カヨ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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