<母親の職業がハズかしい!>周囲の支えあって私は今、生きている【第10話まんが:コハルの気持ち】
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前回からの続き。私(コハル)は、ママ(リサ)と2人暮らし。パパは私が3才くらいのときに亡くなってしまいました。家にはパパが描いた漫画の単行本やキャラクターグッズが飾られています。ママは在宅でイラストレーターをしていると聞いていました。しかし、ママの職業が「エロ漫画家」だと発覚! しかもそれを「私を育てるためだ」と恩着せがましく言ってくるのです。私はママの職業を受け入れることができません。けれどそんな私に、バイト先の同僚アミさんは「親を”いつまでも自分を守ってくれる存在”だと思えていることが羨ましい」と言うのでした。今の私があるのは、ずっとママが守ってくれたおかげです。私はママに酷いことを言ってしまったことを激しく後悔したのでした。
ママは、私の存在が希望であったことも事実で、がんばる活力になっていたと言ってくれました。私がいたから、どんなことでも乗り越えられた……と。そして、私は、ママの気持ちを微塵も考えようとしないで、自分の気持ちばかり押し付けたことを、もう一度ママに謝りました。
なにより今回のことで私は、人から言われないとこんな当たり前のことにすら気が付けない自分に一番がっかりしました。それから改めてママにいままでお仕事をがんばってきてくれたお礼を言ったのでした。
こうして私とママは仲直りをしました。ママの仕事内容については、最初はとても驚いたけれど、どんな仕事でもあっても私の「今」を作ってくれた仕事に心から感謝をしています。
翌日のバイトにて。相談にのってもらったアミさんにもお礼とご報告をしました。
ママも私も言いたいことがしっかり言えたと思います。
今回の一件があって、少しだけ物事を俯瞰的に考えることの大切さを学ぶことができました。
私とママは2人暮らしですが、ハルカさんやアミさん、他にもたくさんの人たちに支えられて生活ができているのです。
自分だけの気持ち、目線だけではなく、周りの人たちの気持ちも考え感謝し続けながら、これからもママとの生活を楽しんでいきたいと思います。
そしていつか、私が結婚をして子どもを授かったときに、ママの「本当の気持ち」が分かるといいな……、そんな風に思うのでした。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・善哉あん 編集・石井弥沙
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