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「チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com」子どもが遊びながら学べる体験型アート【後編】

チームラボ《あおむしハウスの高速回転跳ね球》©チームラボ

チームラボ《あおむしハウスの高速回転跳ね球》©チームラボ

2025年1月22日、「チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com」では、既存エリアに加えて新エリアが誕生! 目玉は、体を動かしながら遊べる「運動の森」や「学ぶ!未来の遊園地」など、全身を使って楽しめる作品です。ママスタ編集部は、保育園と小学生の子どもたちと一緒に訪れ、最新のアート作品を体験。遊びと学びが融合した新エリアの魅力をたっぷりレポートします!

ボールを踏んであおむし誕生?《あおむしハウスの高速回転跳ね球》

チームラボ《あおむしハウスの高速回転跳ね球》©チームラボ

チームラボ《あおむしハウスの高速回転跳ね球》©チームラボ

大きな丸いボールが床や壁一面に並べられた《あおむしハウスの高速回転跳ね球》。誰もいないときはボールが高速回転していて、人が近づくとピタッと止まり、踏んで歩けるようになります。

ここには楽しい仕掛けがあり、同じ色の球体を連続で踏むとあおむしが誕生。さらに、最後まで同じ色のボールを踏み続けると、空間のボールがすべてはじけて、たくさんのあおむしが生まれる仕組みです。弾力あるボールの感触や、次々に生まれるあおむしの映像に、子どもはもちろん、ママたちも夢中になってしまいました。

撮影:ママスタセレクト編集部

撮影:ママスタセレクト編集部

さらに、生まれたカラフルなあおむしたちは隣の部屋の廊下に現れ、サナギになり、羽化して蝶々に。そのまま美しく飛び立っていきます。遊びながら青虫の生態を学べるという、なんとも粋な仕掛けに感動。ゲーム感覚で楽しめるので、子どもたちは「もっとやりたい!」と大喜びでした。

ジャンプで星が誕生!《マルチジャンピング宇宙》で星の一生を知る

撮影:ママスタセレクト編集部

撮影:ママスタセレクト編集部

《マルチジャンピング宇宙》では、大きなトランポリンのような床の上で飛び跳ねると、星屑が集まってきて、1つの星が誕生。星を追いかけその上でジャンプすると、徐々に星が成長し、最後に爆発! 子どもたちは、星の一生をリアルに体験することができるのです。
※現在休止中

足元に渦が生まれる不思議な体験と癒しの香り

撮影:ママスタセレクト編集部

撮影:ママスタセレクト編集部

《流れの中に立つ時、渦が生まれる》では、誰もいないときは床に清流が流れていますが、一歩足を踏み込むと、足元に小さな渦が生まれ、水の流れが変わり始めて……。自分が歩くと足元に渦ができることに気づいた子どもたちは、楽しそうに床の上を歩き回り、次々と変化する流れを観察していました。

さらに、室内にはどこか懐かしく爽やかな香りがほんのり漂っていました。スタッフに聞くと、各スペースの作品ごとに異なる香りを感じられるようにしているそう。静かに流れるBGMと相まって、とても癒される空間でした。

ゆらゆら揺れる《インビジブルな世界のバランス飛石》に挑戦

チームラボ《インビジブルな世界のバランス飛石》©チームラボ

チームラボ《インビジブルな世界のバランス飛石》©チームラボ

《インビジブルな世界のバランス飛石》では、色とりどりの四角い「バランス飛石」を踏むと音が鳴り、石がゆらゆらと揺れます。どの方向に揺れるかわからないので、バランスを取りながら進むのが楽しいアクティビティ。

作品空間には、普段見ることのできない微小な生物が。幻想的な雰囲気の中で対岸まで進んでいきます。ママたちは慎重に渡ろうとするものの、運動慣れしている子どもたちはスイスイ先へ(笑)。バランス感覚が大いに試される体験に大盛り上がりでした!

子どもたちに大人気!《すべって育てる! フルーツ畑》

撮影:ママスタセレクト編集部

撮影:ママスタセレクト編集部

子どもたちが大喜びだったのが《すべって育てる! フルーツ畑》。坂を登ると、目の前には広くて大きなフルーツが育つ滑り台が。太陽の光になって勢いよくシューッと滑り降り、身体が水ボールやミツバチボールにぶつかると、エネルギーをもらったボールは、勢いよく飛んでいく。勢いよく飛んだボールがぶつかることで、フルーツは育っていく。ボールがフルーツにぶつかると、花火のようにはじけます。植物の一生を体験できる作品です。

ただ滑るだけでなく、自然のサイクルを楽しみながら学べる仕掛けがあって魅力的。「もう1回すべりたい!」と何度も挑戦する子どもたちに押されて、ママたちも童心に返って一緒に滑ってきました。

アクティブ派に最適!《イロトリドリのエアリアルクライミング》

撮影:ママスタセレクト編集部

撮影:ママスタセレクト編集部

アクティブなママたちにぜひ試してほしいのが《イロトリドリのエアリアルクライミング》。ロープで吊られた棒を渡っていきます。一見簡単そうに見えるアクティビティですが、実際にやってみると意外と難しい……。

足をかける棒は細く、ゆらゆら揺れる上に、次の棒までの距離が思った以上に遠い。慎重に進もうとする大人とは対照的に、子どもたちは軽々とスイスイ渡っていく姿にびっくり(笑)。ここでも、大人と子どもの体力の違いを実感しました。

作品にはたくさんの鳥たちが飛び立ち、足元の棒は人が乗ると輝きを増し、それぞれ違った音色を響かせます。視覚、聴覚的にも楽しい作品。ちょっとしたスリルを味わいながら、親子で夢中になれるアクティビティでした。体力に自信のあるママはぜひ!

生き物のつながりが学べる《グラフィティネイチャー》

チームラボ《グラフィティネイチャー》©チームラボ

チームラボ《グラフィティネイチャー》©チームラボ

「ちょっと疲れたー!」と思ったときは、ひと休みしながら楽しめる《グラフィティネイチャー》がおすすめ。でこぼことした床には、サンショウウオやヘビ、トカゲなどの生き物が歩き回っています。
このエリアでは、自然界の食物連鎖を体験できます。サンショウウオはヘビを食べ、ヘビはトカゲを食べ、トカゲはカエルを食べ、カエルは蝶を食べる。蝶は花の咲いている場所で増えていき、花はその場にいる人が止まると咲く。人が歩き出すと散ってしまうのです。子どもたちは夢中になって動物追いかけながら、自然と食物連鎖について理解を深めることができる仕組みになっていました。

身も心もアートで満たされる空間は、親子の新おすすめスポット

デジタルテクノロジーを使ったアートや体を動かしながら、子どもたちの五感を刺激する作品が満載の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com」。遊びながら自然の仕組みを学べたり、自分が描いた絵が動き出す体験ができたりと、体を使ったアクティビティも多く、夢中になって走ったりジャンプしたりする姿が印象的でした。親子で共に感じ、学び、楽しむことができるミュージアムなので、ぜひ足を運んでみてくださいね!

番外編では、「チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com」に秘められた教育的アプローチを探るべく、チームラボの工藤岳さんに行ったインタビューを紹介します。

取材協力:チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com

取材、文・長瀬由利子

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