<夫、夢はラーメン屋!>オレだけの物語がスタート!夢を叶えた1年後…【第6話まんが:夫の気持ち】
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前回からの続き。オレはケント。元妻のモエと別れて、今はひとりでラーメン屋を営んでいる。オレが開業準備にばかり情熱を注いでいたことにモエが腹を立て、オレたちは離婚となってしまった。何も離婚までしなくてもと思ったが、両親に説得されて最終的には受け入れた。裏を返せばオレは、妻子を失っても構わないほどの大きな熱量を持ってこの店を出したということだ。夢を叶え、オレの人生はここからだと思った。ところが開店から1年ほどが経つと……。
出産祝いはオレたち夫婦に渡されたものなんだから、半分もらえる権利があるはずだ。一度は夫婦だった仲なんだから、そのくらいの頼みは聞いてくれたっていいだろう……。そう思って電話をしてみたが、モエの声はあまりに冷たい。
「オレの人生を救ってくれよ~」モエにそうお願いすると、驚くような言葉が返ってきた……。
「妻子を捨ててまで叶えたかった夢だもんね」
え、オレが妻子を捨てた? いや、待て。捨てたわけじゃない。
「どうして私があんたの人生を救わなきゃいけないの?」モエには電話を切られてしまった。もう一度かける勇気はなかった。しばらくすると父さんから電話がかかってきた。きっとモエが連絡したのだろう。
オレの夢だったラーメン屋は、開店から1年ほど経って経営が苦しくなった。モエに連絡したがアッサリと断られてしまった。元夫婦ならたとえ別れても夢を応援してくれているだろう……そう思っていたのだが、どうやらモエはオレのことを心から軽蔑していたようだ。
間もなくオレの店はつぶれる。両親は激怒しているし、これ以上どこからも金を借りられないだろう。これはモエの人生をつぶそうとした報いなのか? オレは何もかも失ってしまった。気付くのがちょっと遅すぎたかもしれない……。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・はなめがね 編集・井伊テレ子