ブロードウェイミュージカル『シカゴ』宝塚歌劇OGバージョン 稽古場をリポート!
ワールドツアー決定!
『シカゴ』宝塚歌劇OGバージョンは2014年、宝塚歌劇100周年を記念して制作され、全46公演、70,000人を動員しました。宝塚歴代トップスターと同歌劇団出身のダンサーたちで構成された女性キャストのみのカンパニーはもちろん世界初。批評家からも大絶賛され、2016年、NY、リンカーン・センター・フェスティバルでの上演が決まりました。さらに壮行公演となる横浜、NYからの凱旋公演として東京、大阪をまわるワールドツアーが開催されます。
今回、公開稽古が行われ、主要キャストが代表曲を披露。峰さを理さん、朝路さきさん、姿月あさとさん、和央ようかさん、朝海ひかるさん、大和悠河さんという往年の宝塚トップスター6人とダンサーのみなさんが『All That Jazz』『『We Both Reached For The Gun』など、シカゴおなじみのナンバーを歌い、踊り、魅せます。特別な照明はなく、稽古着を身に着けたままにもかかわらず、その場を一瞬で1920年代のアメリカにトリップさせ、物語の世界観に引き込むパフォーマンスは流石のひと言。
最後にNY公演でのみ上演する『タカラヅカ・アンコール』より『すみれの花咲くころ』を、全員が純白の羽根扇を手に披露してくださいました。
NY公演を前に、今の心境をうかがいました
峰さを理さん(ビリー役。麻路さきさん、姿月あさとさんとトリプルキャスト)。
「いまは緊張感とわくわく感がないまぜになっています。それでもニューヨークのみなさんに宝塚を知っていただき、女性が演じる男役というのを観て楽しんでいただきたいと思います」
和央ようかさん(ヴェルマ役。湖月わたるさん、水夏希さんとトリプルキャスト)。
「レビューショーで羽根を背負ったときに、うれしいやらはずかしいやら……独特の感情が芽生えました。こんな機会はもうないと思っていたので。しかもニューヨークで(笑)。私自身も思い切り、元・タカラジェンヌをエンジョイしたいと思います」
大和悠河さん(ロキシー役。朝海ひかるさんとダブルキャスト)
「宝塚100年の歴史をニューヨークのみなさんに『どうだー!』という感じでお見せできたらいいなと思いますし、私自身も楽しみたいと思います」
『シカゴ』:ブロードウェイ史上1位のロングラン記録を更新し続け、現在20年目を迎える。富と名声の物語、素晴らしい楽曲、そしてスタイリッシュでセクシーなダンスが楽しめるブロードウェイミュージカルの代名詞。これまでにトニー賞®6部門、オリヴィエ賞®2部門、グラミー賞®、そして幾千回ものスタンディングオーベーションの賞讃を受けてきた。人気は全世界に広がり、日本を含む30か国以上、12言語で上演されている。
文・編集部
■ブロードウェイミュージカル「シカゴ」宝塚歌劇OGバージョン
【横浜公演】 2016年7月9日(土)~7月14日(木)KAAT 神奈川芸術劇場 ホール[全6公演]
【NY公演】 2016年7月20日(水)~7月24日(日)デビット・H・コーク・シアター(リンカーン・センター内)
【東京公演】 2016年8月10日(水)~ 8月21日(日)東京国際フォーラム ホールC[全17公演]
【大阪公演】 2016年8月25日(木)~ 8月31日(水)梅田芸術劇場メインホール[全10公演]
公演に関するお問い合わせ
(横浜・東京)シカゴ事務局 0570-08-9940(オペレーター対応/全日10時-18時)(大阪)梅田芸術劇場 06-6377-3800(オペレーター対応/全日10時-18時)