<愛された記憶ゼロ>結婚の挨拶をすると…母と姉の態度が一変!届かなかった母の愛情【第4話まんが】
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前回からの続き。私はモモ(30)。Web関係の仕事をしています。在宅での作業が中心の私にとって、お付き合いしているサクト(32)との時間はとても大切なものです。サクトとは2年前に友人の紹介で知り合いました。穏やかな性格のサクトは、私の意思を尊重し、なにかと気づかってくれます。でもその反面、サクトと付き合いを深めると、自分の生い立ちに疑問を感じるようになりました。そして、心待ちにしていたサクトからのプロポーズなのに、母や姉に報告しなければならないと思うと不安です。
着飾った母も姉もきれいでした。私は今日のためにワンピースを新調しました。「私はこれが好き」と思って選んだワンピースです。
私はてっきり、母や姉に嫌味を言われるかと思っていました。それなのに2人の態度にとても驚きました。サクトは私たちの様子を見守っています。
「今更だってわかってるけど、反省しています。先日夫にね、『マキは気が強すぎて、子どもがガマンしていないか心配だ』って怒られてさ。薄々自分でも気づいていたの。私、自分の不満をモモにぶつけてばかりだったなあって。本当にごめんなさい」なんと、あの姉が私に頭を下げたのです。
その後、会食はなごやかに終了しました。レストランの最寄り駅についてから、私、母、姉はそれぞれ違う路線の電車に乗るために別れることになりました。
そのとき、母がこっそり私のそばへ寄ってきて「もう誰にも気をつかわなくでいいよ。今までごめんなさい」とあらためて話してくれ、とても心が軽くなったのを覚えています。
後日、母はまとまった額のお金を「モモが自由に使えるように」と口座に振り込んでくれました。
自分は愛されていたのだろうか……その悩みは、今回、少しだけ軽くなりました。当時は母なりの愛情がたしかにあった、でも届くことはなかった。そう考えるようになりました。心の傷は消えませんが、私はこれからの未来を楽しもうと思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・もえこ 作画・春野さくら 編集・塚田萌