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<理解できないヒト>いじめられた相手と再会。逃げ帰った私に、ダンナが「大人の対応をしろ」と…!?

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「いじめたほうは覚えていなくても、いじめられたほうは絶対に忘れない」とは、よくいわれます。いじめる側は軽い気持ちでやっていたとしても、いじめられる側にとってはトラウマになるほどの深い傷になる。かつて被害を受けた経験のある人なら、共感できるのではないでしょうか。
さて、今回ママスタコミュニティには、中学時代に自分をいじめていた相手とばったり再会したというママからの投稿がありました。過去を思い出したことで「大人の対応ができなかった」と落ち込む投稿者さんですが、集まったコメントの見解はそうではありませんでした。

気軽に話しかけてきた同級生。私をいじめていたこと、忘れてる?

買い物をしている最中に、「あれ? ◯◯じゃない? 元気にしてたー?」と声をかけられた投稿者さん。よく見ると、それは中学時代に自分をいじめていた相手だったといいます。

『忘れていた記憶が甦って、鳥肌が立った。無視して去ろうとすると、「もしかして中学の頃のこと、まだ気にしてる? だとしたら、ごめんね! あの頃は私も人の好き嫌いがひどくて。今は◯◯の顔を見ても嫌な気持ちにならないから、安心して!」と。”これ以上は無理!”と思い「もう、いいです」と言ってその場を離れました。ダンナにその話をしたところ、「大人の対応をしろ」と言われました。いじめられた人に声をかけられたら、どんな対応をするのが正解なの?』

いじめられたのはトラブルがあったからではなく、単に投稿者さんの「顔が気に入らない」という理由だったそう。「近寄らないで、ブスがうつる」とまで言われていたといいます。投稿者さん以外にも、気に入らない容姿の子たちをとことんいじめていたのだとか。中学生になってもそうした幼稚ないじめをする人がいることに、驚きが隠せませんね。

『大人の対応なんて無理。私もわが子の学校でそういう相手と再会して、話しかけられたことがある。向こうはそんな記憶すら残っていないのかと、腹が立った』

その状況で大人の対応など、できるわけがない。投稿者さんに同情するコメントも目立ちました。「いじめた側は忘れても、いじめられた側は何年経っても忘れない」という声もあります。投稿者さんの場合は”やった”側も覚えていたようですが、思い出のなかの深刻度には大きな違いがありそうです。

『いじめの後ろめたさがあれば、気軽に話しかけたりしない。真剣に謝ってくれたなら、許せはしないまでも大人の対応はできたはず』

「元気してた?」などと、軽率に声をかけてくる態度を疑問視する声もありました。

それって謝罪?言葉の端々から滲む、自己中心的な態度

そもそも”大人の対応”とは、どういうことでしょう?

『「まだ気にしているなら、ごめんね」は、謝罪じゃない。「時間も経ってるんだから、バカみたいにこだわっているんじゃねーよ」的な煽り』

悪いことをしたら、謝る。これは大人に限らず、子どもでも同じです。”大人の対応”ではありません。お互いに悪いところがあるけれどそれを呑み込んで、先に謝る。これは”大人の対応”です。しかしこの場合、投稿者さん側に非はありません。そしてこのコメントでも指摘しているように、「まだ気にしているなら」という言葉には「勝手に気にしているあなたが悪い」というニュアンスが滲みます。投稿者さんが「謝罪された」と感じられないのは当然でしょう。

『過去を勝手になかったことにして、「大丈夫」にしているだけ。自己中な対応にしか思えないけど』

相手は過去のいじめを大ごとではないと考えていそうです。「ごめんね」のひと言で、水に流してもらえると考えているのですから。しかし実際は、そうではありませんよね。「傷つけられた人は一生苦しむことだってあるのに」と、憤るコメントもありました。

『言葉の端々から、いまだに「自分が格上、投稿者さんが格下」と思っているのがわかるね』

こんな声もありました。たしかに「今は嫌な気持ちにならないから」というセリフは、なかなかのパワーワード。自己中心的な考え方は昔のままのようです。

『私なら「私が受け付けない。いまだに自分中心だと思っているなんて、おめでたいね」と言って立ち去る』

こんなふうに言い返せたら、少しはスッキリできたでしょう。「あなたのことが嫌いだから、無理」など、返したかったセリフの案も複数ありましたが、それでは”大人の対応”とはいえなさそうです。

妻に寄り添えないダンナさんを疑問視する声が、続々と

投稿者さんの同級生を非難するコメントだけでなく、ダンナさんを非難する声も目立ちました。

『いじめた人とは今後関わることはないだろうけど、そばにいるダンナにいたわる心がないことが一番つらい』

妻の気持ちに寄り添えないダンナさん。会話のやり取りからは、どうしてもそんな印象を受けてしまいます。「傷ついた妻を慰めずにののしることが、大人の対応なの?」「ダンナさんを信用できなくなりそう。私なら離婚を考え出すレベル」といったコメントも寄せられました。

『ダンナさんもいじめる側なのかな。いじめる側は「あのとき、ごめんね」と言えば済むと考えるのだなと思った』

投稿者さんはこれまで、ダンナさんの言動に違和感を抱いたことはなかったのでしょうか。もし話し合いができるならダンナさんがいう、相手の”大人の対応”で、自分がどんな気持ちになったのかを教えてあげてはどうでしょう。
そして「反撃しなかった投稿者さんの対応が、一番大人だと思う」という声も多く寄せられました。

『「え? 誰ですか?」って、知らない振りをすればよかったのに』

あとから振り返れば、これが正解だったかもしれません。とはいえ実際にその場にいれば、嫌な思い出からパニックになってしまうのはよくわかります。今後相手が誠心誠意の謝罪をしてくれば別ですが、また再会する機会があれば知らない人の振りをしてみては? それが投稿者さんにできる、精いっぱいの”大人の対応”ではないでしょうか。

文・鈴木麻子 編集・みやび イラスト・マメ美

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
大人の対応が出来なかった。