<クレームになる?>幼稚園の発表会で息子が希望していない役になって号泣!先生に言ってもいい?
幼稚園や保育園の発表会やお遊戯会は、子どもにとって大きな晴れ舞台ですよね。歌でも劇でも配役やパート割があり、わが子がどんな配役なのかと楽しみにしているママも多いはず。ママスタコミュニティにも、まもなく行われる年長の息子さんの発表会に関するこんな悩み相談がありました。
『姉2人も同じ園に通っていましたが、毎年子どもたちは役を第3希望まで聞かれて、オーディション後に先生が全体のバランスや向き不向きを見て決めているのだと思います。息子は主役を第1希望にしていましたが、今日先生に呼ばれて「希望が多いから変えてほしい」と言われたそうです。「本当は変えたくなかったけど変えた」と泣いていました。しかも次の希望は第2、第3の希望でもなく、全く違う役にしたそうです。「何か他のにして」と言われて思いつかなかったからとのこと』
発表会の配役について、息子さんは先生に「役を変えて」と言われましたが、よくわからずに第2、3希望ではない役を希望してしまい、その役に決まったそうです。自分の希望をうまく伝えられず泣いている息子さんを見て戸惑う投稿者さん。この投稿に対してどのようなコメントが集まったのでしょうか。
自分の本当の希望を言えなかったことを先生に伝えてもいいのでは?
『姉2人のときは第1希望になれないことはありましたが、「希望を変えて」と言われたことはないです。こんなことは初めてで息子もショックを受けているので戸惑っています。自分の意思を言えない時点で主役向きではないのかもしれませんが、結果違う役だとしても希望くらいはさせてあげたいと思っています』
投稿者さんはさらに詳しい事情をこのように綴っていました。投稿者さんは第1希望になれなかったことや、希望を変えるように先生に言われたことに不満を持っているわけではない様子です。息子さんが先生から言われた後に物事をよく理解できず、最初の第2希望もしくは第3希望さえ伝えられなかったことが心残りのよう。またオーディションすら受けさせてもらえないのかとモヤモヤしている気持ちも。上の娘さん2人のときにはなかった出来事のため、投稿者さん自身も「お姉ちゃんのときはこうだったけど……」と、息子さんにどのように説明したらいいのか戸惑っているのかもしれません。
『いろいろな子どもを見てきた先生から見て、息子さんの希望はちょっと難しいと判断されたのかもしれない。でも「まだオーディションが終わっていないから第2、第3希望の意味がよくわかっていなくて、わからないまま答えてしまったようです」と説明した上で、ダメと決まっていても、他の子と同じようにオーディションだけ受けさせてもらえないかと聞いてみるのは悪いことではないと思うよ』
こうした投稿者さんの事情を知ったママたちからは、「先生に息子がよくわからないまま希望を伝えてしまった事情を説明してもいいのでは」といったコメントが寄せられていました。またそもそもオーディションすら受けさせてもらえないというのは、息子さんとしても不満が残るでしょう。自分の希望をしっかり伝えることができ、そしてオーディションを受けた結果、自分がその役にふさわしくないということになれば息子さんも納得できるはずです。先生としても配役決めを円滑に進めたい意向があるかもしれませんが、息子さんと先生の間で齟齬があったことは間違いないでしょう。その点はしっかり伝えて、ダメ元でオーディションを受けられないのか聞いてみてもいいのではないでしょうか。
先生にそれとなく軽く聞いてみると事情がわかるかも
『降園するときに先生と軽く会話できる幼稚園なら、「うちの子がこんな理由で落ち込んでいるんですが、園ではどんな様子ですか?」「〇〇役を提案されたみたいですが、どんな役かわからなくて戸惑ってるようなんですが」と相談風に聞いてみたら? まあ先生によって力量が違うからどこまで上手く子どもたちをまとめられるかはわからないけど、お子さんがあまりにも落ち込んでいるなら相談してもいいと思うけど』
先生に伝える際は、先生に相談という仰々しい形ではなく、なんとなく幼稚園での様子を聞くような軽い会話をしてみるというアドバイスも寄せられていました。希望の役にならなくてショックを受けていること、発表会についてどんな役なのかわかっていないことなどを先生に伝えると、内情をさらに詳しく教えてくれるかもしれません。その先生の返答が納得できるものであれば、息子さんにも説明できるでしょう。
希望じゃない役を頑張れるようにフォローしてあげることが一番大事
『気持ちを切り替えられるようにお子さんをフォローしてあげたらいいと思う』
『希望の役ができなかったことは悲しいことだけど、与えられた役を演じられることがかっこいいよと伝えてみたら? 役よりも人前に立って何かができることがすごいんだよって』
『息子さんには「この役をかっこよく演じてくれると思ったから先生が選んでくれたんだよ」と言ってみたら?』
投稿者さんとしては先生に希望を上手く伝えられず、当初の第3希望までにも入っていない役に決まって落ち込んでいる息子さんを見てなんとかしてあげたいと考えているのでしょう。その気持ちは親としてもよくわかりますよね。しかし発表会は自分の希望した役を演じること以外にも、子どもが成長できることがたくさんあるのではないでしょうか。世の中は何でも自分の希望通りにはならないこと、コミュニケーションの齟齬が生まれてしまうこともあること、そしてどんな役でも与えられた役を全うして最後までしっかり演じ切ること。息子さんには「先生が変更してほしいと言ってきたのは、あなただから他の役を演じられると思ったからだよ」「役の中身よりも発表会で堂々と人前で演じられることがかっこいいことだよ」と、現状をポジティブに変換して励ましてあげることも大切なことでしょう。先生に相談すること自体は悪くはありませんが、それは手段の一つであって、一番の目的は息子さんをフォローして成長を促すことかも。投稿者さんは先生に相談する前にママたちのコメントを参考にしてみてほしいですね。
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文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・松本うち
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