<ハブられる理由は?>オロオロしていた私に喝!夫「親はドーンと構えていなきゃ!」【第3話まんが】
前回からの続き。私は夫と高校2年生の息子・カイトと3人で暮らしています。ピアノが弾けるカイトは学校行事の合唱コンクールで伴奏者になりました。当日の夜は「今日、夕飯いらないから」という連絡が来たので、クラスのみんなで打ち上げでもしているのかな……? と思っていたのです。しかしPTA役員の三井さんから送られてきた30枚ほどの打ち上げの写真にカイトの姿はありません。連絡してみると友人3人でラーメン屋に来ていると言われました。
私が深刻そうな顔でスマホを見ていると、夫が声をかけてきました。夫へ事情を説明しているうちに、私の考えはどんどん悪い方へと向かいます。「もし息子がいじめられているなら、なんとしてでも助けなければ!」と焦ってしまうのです。
楽しく食べているならいいけれど、もしそうじゃなかったら……。勝手に不安を募らせていましたが、たしかにカイトが今どんな気持ちでいるのかまでは聞いていません。「親はドーンと構えておこうよ」夫には笑顔でそう言われました。
私は打ち上げにカイトが参加していないのに気づいて動揺してしまいました。けれど帰宅したカイトはいつもと変わらない様子。逆に「心配かけちゃってごめん」とまで言ってくれました。子どもに気遣わせてしまって申し訳ないかぎりです。夫の言うとおり、私はもっとドーンと構えているべきだったのでしょう。
子どもといっても高校生はもう半分大人のようなものかもしれません。カイト自身があまり気にしていないのであれば、私たち親も必要以上に踏み込むことはしないようにします。もしクラスにカイトのことを嫌う人がいても、カイトが心から信頼できる友人がいることの方が何倍も大切だと思ったのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子