<姉、恩返しを強要!?>泣き出した姉「約束したのに!」…精神的に追い詰められてる?【中編まんが】
前回からの続き。私(サトミ)は10年前に夫を亡くしてから、フルタイムで働きアツヤ(中3)とミナト(中1)を育ててきました。死別した当時、独身だった姉が幼かった子どもたちをよく面倒をみてくれました。私は自分がお世話になった分、姉の子どもが産まれるときにはできる限りの恩返しをしたいと思っていたのです。しかし姉は2人目出産にあたり、「3才の上の子を2週間預かってほしい」と言ってきました。そんなに長く仕事を休むわけにはいかず、私は困ってしまいました。
姉が私の子育てを助けてくれたことには感謝をしています。私はなにか方法がないかと考え、必死でいろいろと提案しました。しかし姉は「助けてくれるって言ったじゃない」「約束したのに」と切羽詰まったような声で訴えるだけです。
「少しだけ時間ちょうだい」そう言って電話を切ると、私は自分が預かれそうな時間や曜日をあらためて確認。そして今からでも申し込めそうな近隣の託児施設などを調べました。数日後に直接会って資料を渡すと、姉からは意外な言葉が……。
姉とはお互いに助け合ってきたつもりだし、これからもそうだと信じて疑っていなかったのですが……。姉はそう思えなかったのかもしれません。姉は私が集めたたくさんの資料をしばらく黙って見つめると、どこかホッとしたようにこう言いました。
「頭のどこかではわかっていたの。預かる気持ちがないわけじゃなくて、預かれるタイミングじゃないんだって。勝手に期待を押し付けて、いい迷惑だったよね。ごめん」
両親が亡くなり実家を失ってしまい、夫の協力も期待できない状況で、姉は言いしれぬ孤独を感じていたのでしょう。これから安心して姉が2人目出産にのぞめるよう、私も全力で姉の気持ちに寄り添っていくつもりです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子