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<介護で……裏切り?>介護したのに非難?「仕事を辞めたのはアナタの意思」姉の意見【第3話まんが】

前回からの続き。私(ユカ、50代)は数年前、近所に住むひとり暮らしの母を介護しはじめました。「ユカには遺産を多めに残すから」とお願いされ、母の気持ちに寄り添うために仕事も辞めたのです。私は3人きょうだいで、姉(サユリ)と弟(キミヤ)は遠方に住んでいます。しかし亡くなってみると、母は「遺産はきょうだいで等分してください」と遺言を残していました。自分たちは何もせず、遺産を同じだけもらえると思っている姉や弟の態度も納得できません。姉に電話をしてみると……。
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シングルで子どもを育てて経済的に苦労している姉は、遺産をもらえる権利があるなら一銭でも手放したくないのでしょう。私の納得できない気持ちを感じ取ると、姉は「母は孫たちに平等にしてあげたいはず」という論理を持ち出してきました。

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たしかに母が元気な頃、私はよく子育てを助けてもらいました。遠方の姉や弟のところには、そこまでの手伝いはしてあげられなかったはずです。「子育てを手伝ってやったのだから、ユカが私を介護するのは当然」という認識だったのでしょう。

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どうやら姉は、私が母の面倒をみたことを「やりたくてやった」という話で済ませたいようです。おそらく弟も同じでしょう。確かに数年前、母の手助けが必要になったときには2人とも「介護は大変だから施設に入れた方がいい」と言っていた記憶があります。
母から私への「遺産を多く渡すから」は、しょせんお世話を続けてもらうためのその場しのぎの言葉だった……。姉との会話にいっそうのショックを受け、私は電話を切りました。
そして母がなぜ私を頼りにしてきたのか、その理由がわかったような気がしました。「こちらが世話してやったのだから、介護してもらって当然」という認識だったのでしょう。母の本音を知ってしまい、かえって気持ちが沈む羽目となってしまいました。亡くなった母はどこまで私を傷つけるのでしょうか。

【第4話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・マメ美 編集・井伊テレ子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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