<介護で……裏切り?>遺産は平等に!?亡き母がついていた「残酷な嘘」虚しい悔しい【第2話まんが】
前回からの続き。私(ユカ、50代)は数年前、近所に住むひとり暮らしの母を介護しはじめました。「ユカには遺産を多めに残すから」と母にお願いされたのです。私は3人きょうだいで、姉(サユリ)と弟(キミヤ)は遠方に住んでいます。しかし亡くなってみると、母は「遺産はきょうだいで等分してください」と遺言を残していました。私は仕事をやめてまで母に寄り添ったのに、何もしていないきょうだいと同じ扱いだなんて……。そして遺言とは別に、私あての手紙もありました。
母はことあるごとに、私に「多めに残すからね」と言っていました。しかし本心ではそのつもりはなかったのです。手紙からは「ユカなら許してくれるだろう」という思いが伝わります。なんだか軽んじられていた気がしてショックです。
夫も病院への送迎や連絡、さまざまな手続きなどで協力してくれました。そんな夫にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。謝ることしかできません。遺言書は姉や弟もすでに見ていて2人ともすっかり母の言うとおりに遺産をもらう気でいます。
私はこの数年間、仕事を辞めてまで母に寄り添ってきたのです。姉や弟が遠くにいて何もしないから、「できるだけ自宅にいたい」という母の願いを叶えてあげられるのは私だけだったのです。
しかし葬儀にやってきた姉と弟からはねぎらいの言葉も、感謝を示されることもありませんでした。そのことがよけいに私を虚しくさせます。お金が欲しいわけではありませんが、やはり見返りはあってもいいのではないでしょうか。
私が遺産について主張すれば、きょうだいで揉めてしまうかもしれません。でも今でも姉や弟とはほぼ交流もないし、切れてしまうならそれまでの縁だと思いました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・マメ美 編集・井伊テレ子