<介護で……裏切り?>母の最期の願い「仕事を辞めてそばにいてほしい」叶えたのに?【第1話まんが】
私(ユカ、50代)は夫と2人の子どもたちと暮らしています。数年前、近所に住むひとり暮らしの母が入院。それ以降、日常生活に手助けが必要な状態になりました。当時すでに子どもたちは中高生で、あまり手がかからなくなっていました。弱気になった母にすがられ、私はフルタイムの仕事を辞めて面倒をみはじめたのです。私は3人きょうだいで、姉(サユリ)と弟(キミヤ)は遠方に住んでいます。数年前、母の退院が決まって連絡したときのこと……。
退院する母に私は、今後どうしたいかをたずねました。母の願いは「思い出が詰まった自宅にできるだけいたい」というものでした。そして私には「仕事を辞めてそばにいてほしい」と……。遺産を多めに残すからと懇願され、私は夫に相談しました。
姉と弟に報告したところ、感謝どころか逆にバカにされてしまいます。憤った私は、こうなったら徹底的に母に寄り添おうと決めたのです。私は実家で母とともにたくさんの時間を過ごしました。
しかしあれから数年、母が亡くなると……。
「遺産はきょうだい3人で等分してください」母が遺したその言葉に、私は愕然としてしまったのでした。何もしていない姉や弟が、尽くした私と同じだけの遺産を手にするなんてありえません。母だって私に世話になるたび、口ぐせのように「ユカには多めに遺産を残すからね」と言っていたのに……。
母に強くお願いされ、仕事まで手放して寄り添った私はなんだったのでしょうか。もっともこれまでのきょうだいとの関係性を考えると、遺産をどう分けようがいずれは疎遠になりそうです。姉や弟との仲がこじれるのを覚悟して、介護をした私が多めにもらいたいと主張してもいいのかなと思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・マメ美 編集・井伊テレ子