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<ステキな義姉の正体は?>デキる姉が俺に頼る!?「絶好のチャンス!」【第4話まんが:夫の気持ち】

前回からの続き。俺はタカユキ。姉と2人きょうだいだ。姉は昔から何をやっても優等生。勉強や運動はもちろんのこと、習い事でも俺はまったく歯が立たなかった。社会人になったらなったで仕事ができ、どんどん出世している。しかもそれをまったく偉ぶる様子もなく、いつもおっとりニコニコ笑っているから憎むわけにもいかない。こう考えてみると、あたかも姉が欠点なしの完璧超人のように思えてくるが、姉にだって大きな欠点がひとつだけある。それは……「片づけがまったくできない」ということだ。俺は姉のその欠点を目にするたびに、「俺の方ができることもある」とホッとするのだった。

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【修正版】4_1_3

俺は無理やり姉ちゃんの家に招待するよう仕向けた。もちろん姉ちゃんはヤヨイを招待してくれたが、やはり恥ずかしそうにしていた。ヤヨイは少し引いていた。俺は内心、胸のすく思いだった。子どものころは俺が恥をかかされる側だったのだから、今になってこれくらいのことをやり返したってバチは当たらないだろう。

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俺はなんだか少しだけ興奮した。完璧超人と囁かれた姉ちゃんが俺を頼ろうとしているのだとしたら……そんなプライドが満たされることはないじゃないか!

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帰宅後にヤヨイに話を持ちかけたら、ものすごく怒られた。姉ちゃんに俺の方が優れていると見せつける絶好の機会なのに。片付けられる妻をもつ弟、一方自分は1人で片付けすらできない……そんなふうに思わせられたらどれだけスッキリするだろう。
それなのにヤヨイはどうしても言うことをきいてくれない。小さい男だと思われたくなくて、最もらしいことを言っても「まずは確認を」の一点張り。妻なら俺の自尊心を満たすために、手伝ってくれてもいいじゃないか……。

【修正版】4_4_1

しばらくして偶然姉ちゃんの家に行くことになると、すっかりキレイになっていた。
すごく自分が恥ずかしくなった。姉ちゃんから業者に頼んだと聞いて、自分の苦手なことをよく知っているところ、そして他人に頼れるというところでやはり姉ちゃんはすごいと思った。一方の俺は自分の見栄ばかり。妻にやらせ、姉に見せつけようとして、自分の弱点を隠さない姉と正反対だ。器が違いすぎる……。これからは姉ちゃんとはおかしな張り合い方をせず、上手く付き合っていけたらと思っている。
【修正版】4_4_2
何もかもよくできる姉ちゃんに対して勝手に対抗心を抱いていた俺。姉ちゃんは唯一片づけが苦手で、俺は得意。
その部分だけが劣等生の俺の心を慰めていて、そしていつの間にか「姉ちゃんは片づけができない点がダメなところだ、それができる俺はすごいんだ」とまで思いこむようになっていた。
だから姉ちゃんが「片づけを頼まないと」と言い出したとき、俺はついつい舞い上がってしまった。それが大きな勘違いだとも知らず、かえって器の違いを見せつけられたかたちになってしまった。
今となっては自分が恥ずかしい。これからは変な張り合い方をせず、上手く付き合っていきたい。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・Ponko 編集・横内みか

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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