<お義母さん、2万貸して!>ブランド品に溺れた私「後悔……だけど?」【第5話まんが:嫁の気持ち】
前回からの続き。私はサトカ、20代後半です。これまで「地味子」とバカにされて過ごしてきた私。ヨシハルと結婚して、専業主婦という憧れていた生活を手に入れました。しかし夢見ていた生活とは違い、実際には毎日が退屈です。そこで私は時間つぶしのためにSNSを始めてみることにしました。しかしある日、ヨシハルからプレゼントされたブランドバッグのアップをキッカケに、私のSNSの使い方は一転します。私は気付かぬうちに、自分のなかにあった承認欲求に飲み込まれていったのでした。
貯金も底をつきました。そこで私はヨシハルから毎月受け取っている生活費にも手をつけはじめます。すぐに毎月の生活はカツカツに。それでも私はブランド物を買うことをやめられなかったのでした。
あるとき限定物のバッグを買おうとしたら、お金が少しだけ足りませんでした。実家の両親はとても厳しいのでお金の相談なんてできません。そこで義母に、「お金を貸してほしい」と連絡。借りる目的などは聞かれましたが、黙っていたら「じゃあ今回だけ」と言いながらお金を振り込んでくれました。
「聞いたよ、母さんから借金してるんだって?」ヨシハルに聞かれたときは驚きました。私は観念して、すべてを話しました。我が家の通帳に残高がほとんどないことも……。ヨシハルは怒りで、私は事の重大さに気付いて、2人とも震えていました。それからすぐに私はヨシハルから離婚を言い渡されました。もちろん謝罪して「心を入れ替える」と言ったり、わずかな望みをかけて義両親にも謝りに行きました。しかしヨシハルの心を変えることはできませんでした。
SNSでちやほやされる快楽に溺れてしまった私。こんなことをしておいて今さらですが、離婚はしたくありませんでした。できるなら時を戻したい。しかしもう後の祭りです。
でも一方で今でも時々思うのです。「SNSで承認欲求を満たしたい」と……。一度、大きくなった私のなかの承認欲求のかたまりは、今も完全に消えません。今はただ、悔やむばかりの毎日です。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・ゆずぽん 編集・石井弥沙