<友だち、ほぼゼロ?>先生「生徒たちに決めさせます!」帰宅後、息子の反応は……!?【後編まんが】
前回からの続き。私はサナエ。夫リュウイチと中学生の息子ユウキ、小学生の娘の4人暮らしです。ユウキは幼い頃から人付き合いが苦手で、人と話すとあがってしまうことから今もクラスに友達がいません。先日、修学旅行の班決めがありました。しかしどの班もユウキを受け入れたがらず、もめてしまったそうです。その結果、先生が出席番号順に班分けを決めることに。一部のクラスメイトは「お前のせいで友達と同じ班になれなかった」とユウキを責めます。そんなツラい状況なら修学旅行を休んでもいいかも……と夫に提案しますが、夫は絶対に行かせると言います。
その後、帰ってきたユウキから聞いたのですが、あらためて班決めが行われたそうです。再びユウキがどこにも入れず、ひとりぼっちになってしまう流れになるかと思いきや……。
班長のうちのひとり、ソウタくんが声をかけてくれて、ユウキも無事グループに入れたそうです。
ソウタくんは前回の班決めのあと、「出席番号のグループって今からでも変えられませんか? せっかくの修学旅行だし、うちのグループでもよければユウキくんに入ってもらおうかって思ってて」と先生に相談してくれていたらしいのです。
ユウキの話だけ聞くと、クラスのみんなから嫌われているじゃないか……と心配になっていましたが、実際そういった裏話を聞くと、みんなそこまでユウキを疎んじているわけではなかったのかもしれません。「休ませる」「耐えさせる」、どちらにもならずよかったです。
ヒカルくんのリアクションを聞くと、おそらくユウキはいつも通り好きなものの話ということで軽快に話していたのでしょう。それがかえって喜ばれる結果になってよかったです。淡々と話してはいましたが、ユウキもどこか嬉しそうでした。
ヒカルくんと会話して笑顔になるユウキ……。想像すると、感動で胸が詰まります。
まだクラスの子たちと一気に距離が縮まったわけではありませんが、今後ヒカルくんとの仲をきっかけに、ユウキが緊張せずに話せる場所が増えていく可能性もあります。
そうすれば人と話すことへの苦手意識が薄れ、集団生活の場での居心地も変わってくれるのかもしれません。
親としてはいろいろ先回りして心配してしまう気持ちもありますが、耐えも逃げも求めることなく、ユウキの可能性を信じて見守ることからはじめていきたいです。
今回の修学旅行は、ユウキだけでなく、親である私も成長できたと思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・編集部 作画・春野さくら 編集・塚田萌