<友だち、ほぼゼロ?>陰キャ母「欠席もアリ!」陽キャ父「絶対行くべき!」意見が対立【中編まんが】
前回からの続き。私はサナエ。夫リュウイチと中学生の息子ユウキ、小学生の娘の4人暮らしです。ユウキは幼い頃から人付き合いが苦手で、人と話すとあがってしまうことから今もクラスに友達がいません。先日、修学旅行の班決めがありました。しかしどの班もユウキを受け入れたがらず、もめてしまったそうです、その結果、先生が出席番号順に班分けを決めることに。一部のクラスメイトは「お前のせいで友達と同じ班になれなかった」とユウキを責めてきたそうです……。
ユウキは夕食を食べた後も、お風呂に入った後も、やはりすぐに自分の部屋に籠ってしまいました。私に話したところで解決したわけでもありませんし、ずっとすっきりしない気持ちのままなのでしょう。私はリビングでひとりぼんやりと考えます。さっきより少し冷静になってきました。
あれこれ考えた結果、私はひとつの案を思いつきます。
そのとき、夫が帰宅しました。私はユウキから聞いたことや、今自分が考えていることを話します。
いつも明るくて元気な夫は、学生時代も友達が多かったそうです。だから人と話すのが苦手で、友達がいないユウキの気持ちはわからないのでしょう。
いっぽう私は昔からおとなしく、クラスでも目立たないほうだったので、多少なりともユウキの気持ちがわかります。
「第一、そうやって子どもたちの好きに班決めさせたら、もう一度ユウキがハブられるだろ。どうするんだよ」夫の言葉に、思わず本音が出ました。「修学旅行を休ませてもいいかなって……」
それから私と夫は話し合いましたが、私は「休ませる」という消極的な案、夫は「耐えろ」「うまくやれ」「気合いだ」と力技な案ばかり……なかなか意見が交わることはありません。どうすることがユウキにとってベストなのか、わからなくなってきました……。
「休ませる」のがあまりよくない案だというのは、私もわかっています。そして夫の言うこともよくわかります。
ここでいろいろ乗り越えられたら、ユウキにとってまたとない成長になるでしょう。ですがやっぱり乗り越えられなくて、最悪の思い出になる可能性もあるわけで……。
2泊3日、人間関係を我慢し続ける修学旅行だなんて、考えただけで地獄です。
私がネガティブすぎるのか、夫がポジティブすぎるのか……いったいどうするのが正しいのでしょうか?
原案・ママスタコミュニティ 脚本・編集部 作画・春野さくら 編集・塚田萌