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<親がやめたい>パート先が廃業危機。小学6年生の塾代がかかりすぎて……中学受験をやめるのはあり?

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中学受験を目指したものの、塾代などが想像以上にかかりお悩みのママもいるのではないでしょうか。ママスタコミュニティにも、あるママからこんなお悩みが寄せられました。

『娘が中受のために塾に通っているんだけど、想像以上にお金がかかり生活が苦しい。そこにきて私のパート先が廃業することになるかもと。私立中は学費かかるし、これでは無理だよね。中学受験は小4のときに学校でいろいろあり、「中学は別のところにしない?」と始めたんだけど、今は地元の公立中でも良さそう。やめてもいいかなあ。現在小6です』

投稿者さんは、2児のママです。中学受験を予定しているのは上の子。上の子に教育費をかけすぎて生活が苦しいだけでなく、夏休みは上の子の夏期講習で家族はどこにも行けず、下の子に我慢をさせてしまっていることも引っかかっているようです。子どものためを思って目指した中学受験ですが、仮に私立中学校に合格したとしても、学費を捻出できるか不透明な状態ですよね。こちらのママのお悩みに、ママスタのママたちはどう答えたのでしょうか。

小6の塾代100万円ほどかかった

『小6時代の塾代は月謝に講習、合宿、土日特訓で年間100万円はかかるよね。それが払えない。厳しいのなら、私立は無理なんじゃないの?』

『小6冬期講習と正月特訓別でかかります。2学期はすごい出費がかさみます。受験料、入学金、寄付金、修学旅行、部活グッズ、休日の過ごし方と全然公立と違います』

『6年生が塾は一番お金かかるよ。塾によってにはなるけど、夏期講習・冬期講習、正月特訓……これだけで80万円近くかかった、月謝とは別に』

中学受験の塾にかかる費用を具体的に教えてくれたママたちの声です。講習だけでなく土日の講座や正月特訓など、小6の1年間であわせて100万円ほどかかったというコメントも。もし塾の費用を捻出するのが厳しいのであれば、収入を上げるか、支出を切り詰めるかを検討しなければいけませんよね。

私立中学であればもっとお金がかかる

『今の時点でキツいなら、中学からは今の塾代よりかかる金額を毎年支払い続けていくのだからやめたほうがいい。子どもが納得しないと反抗期に大変になるけど』

『今ヒーヒー言ってるなら無理だね。部活や交遊費とか結構かかるし』

『塾でキツかったら入学後に苦しむと思う。中学に入ると学費の他に部活やお小遣いなど、子どもにかかる費用が小学生より金額が跳ね上がるからフルで働くなりしないと絶対キツい』

こちらのママたちは、中学受験の時点で生活が苦しいのであれば、私立中学に入学した後はもっと苦しくなるため、受験はやめたほうがいいとアドバイスをしてくれています。投稿者さんの世帯年収がいくらかはわかりませんが、パート勤務の給料が今後断たれる可能性もあり、今より年収が下がってしまう可能性が高いですよね。

実際、私立中学に進学した家庭の世帯年収はどれくらいなのでしょうか。文部科学省の資料によると、1,200万円以上が4割ほど、1,000万円〜1,199万円が2割弱といった結果になっています。子どもが2人以上いる場合は、世帯年収が1,000万円以上あっても生活は厳しいかもしれません。

また教育費を見てみると、公立中学の場合は年間約13万円で済むところ、私立中学に入学すると年間約106万円です。もし塾に通ったりすれば、さらに費用がかかるでしょう。投稿者さんは、正社員で働き収入を上げるか、お金のかからない国公立中高一貫校に志望校を切り替えるかを検討する必要がありそうです。さらに、投稿者さんからはこんな声も。

『大学は今のままだと奨学金かな。第一志望の難関私立中に挑戦するために、高い塾代払って下の子の時間を奪うのはどうなんだろうと思い、夏休みも夏期講習でほぼどこにもいけない。こんなに大変だと思わなかった。併願校は受けず、第一志望の難関私立中に受からなかったら公立中に行く予定なんです。小6年でやめる人はいるのかな』

大学の費用は生活費から捻出するのが厳しく、奨学金をもらわなければいけないといった見立てのようですね。それであれば要検討といった声も複数寄せられ、早急にライフプランを見直す必要がありそうです。

今まで勉強したことは無駄ではない

『今すぐ子どもと話し合うべきだね。「期待させといていきなり梯子を外す」と、子どもも荒れるよ。反抗期に突入したらなおさら』

『小6の受験前にやめた人は知っている。ただ、経済的なことじゃなくて受験する本人がやはり公立で今までの友達と一緒に中学校通いたいと言い出したからみたいだけど。うちも中学受験で一緒だったからもったいないと感じた。ただ、一生懸命に勉強したことは無駄じゃないと思う』

『娘さんが飛び抜けて勉強ができるタイプなら投資してもお互いに面白いかもだけど……そうじゃないなら公立で高校受験でトップ目指しても良いんじゃないかなー。今までやってきた勉強は無駄じゃないよ』

私立中学の学費を捻出できる目処がない場合は、子どもと相談しなければいけません。子どもが受験したいというのであれば、選択肢としては「国公立中高一貫校を狙う」「両親に援助をしてもらう」といった方法が考えられます。仮に中学受験をやめることになっても、今までやってきた勉強は無駄ではないのではないでしょうか。高校受験の下準備にもなりますし、勉強が得意なお子さんであれば、公立で良い成績をおさめて、良い高校を目指すことも可能です。

子どもも家族の一員ですから、お金が足りないといった家庭の事情は包み隠さず伝えましょう。その上で子ども本人がどうしたいのか、家族とよく相談して決めていくのが良いのではないでしょうか。中学受験はあくまでも人生の手段の一つです。子どもがどんな人生を歩みたいのか、大きい目標を念頭に置いて改めて話し合ってみてください。

文・安藤永遠 編集・海田あと イラスト・Ponko

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