<ゼロは珍しい?>子どもに習いごとをさせていないママはいますか?理由を教えてください
子どもにいろいろな体験をしてほしいと思っているママたち。お花や虫、ぬいぐるみや電車などなど、小さな子どもが何かに興味を示した姿は可愛いらしいですよね。興味を示したものが習いごとだったらどうでしょう。ある程度の年齢になったら、お金を払ってその道のプロから指導を受けさせたいと思うママもいるでしょう。習いごとを通しての体験は、ほかにかえがたいものがあるかもしれません。
『高学年で習いごとの経験ゼロって珍しい? みんな子どもがやりたがらなければ、何もやらせない?』
投稿者さんのお子さんはまだ年長さんだそうで、「高学年で習いごとの経験ゼロ」はお姉さんの子どもたちの話とのこと。お姉さんの子どもたちは頭が良く、ゲームや動画視聴はほとんどせず工作をしたり絵を描いたり、またいろいろなイベントに参加したりして毎日が充実しているといいます。そんな優秀な子どもたちを見て投稿者さんは、習いごとは必要なのかいらないのか悩んでいるようです。
習いごとは必要ない派のママたち
投稿者さんのお姉さんと同じように、子どもに習いごとをさせなかったママたちがいました。
『5年生までゼロだった。親の意見を押しつけるのも違うし、上の子はやりたいものが見つかるまで辛抱強く待った。5年の途中でやりたいものを見つけてからは凄い勢いでのめり込んでいっているよ。待ってよかったと思っている』
『運動系で親と子どもだけじゃできなそうなのも多いけれど、そういうのに興味を持たなかったなら問題ないかもね』
『珍しいのかな? うちの子はいろんな体験に行かせたけれど嫌がったから、結局高学年で塾に入るまでやらなかったよ』
親がやらせたい習いごとに、どう言って誘導するのかと疑問をもつママもいました。子ども自身がやりたいことを見つけるまでジッと見守る派のママたち。まだ子どもが幼く、自分が何をやっているのかわからない状態なのに、親の意思を押しつけて習いごとを始めさせることに疑問を抱くようです。
長続きしている習いごとがある
最初こそ、親が導いた習いごと。でも本人が夢中になって、長く続けているという例もあるようです。
『うちは最初の子だったから、それこそ何でもやらせたけれど、結局続いているものが一番才能のあるものだったのかなと思う。恋愛と同じでホント出あいとタイミング』
『私が決めて習わせたけれど、高校の今でも通っているよ。家や学校以外の居場所を作っておいた方が、なんか人間関係でつまずくことがあったときにいいかもって思ったのがきっかけなんだよね。習いごとの先生は接してる時間が長くて、旦那より父親っぽいかもしれない』
このコメントを見て、投稿者さんも「家や学校以外に居場所となる良さが習いごとにはある」と気づいたよう。習いごとでの人間関係がいい場合、将来子どもが学校関係で悩んだときに、心のオアシスとなってくれるかもしれません。
習いごとは親が導くもの
いろいろな教室を見学して、わが子に合いそうな習いごとを吟味してから始めさせるママもいました。どちらにせよ、ある程度は親が導くものだという考えがあるようです。
『子どものうちは脳が何でも吸収しやすいんだから、何かしらやっておくといい。同じ習いごとをおばさんの年になってから始めても、頭がついていけないよ』
『悪いことではない。うちはやりたがらないから高学年から何もやってない。いくつか経験はあるけれど』
まだ小さなうちは、どのような習いごとがあるのか子どもはわかりません。だから親が誘導してやらせてみるものだとママたちは言います。習いごとはお金がかかるもの。それが複数になると、金額も跳ね上がりそうです。また子どもが一人で習いごとに行けないうちは、親が送迎しなくてはなりません。それでも子どもの世界を広げるために、習いごとをさせるのですよね。
一方で投稿者さんのお姉さんの子どもたちが習いごとをしていないのは、お姉さんやお義兄さんが、上手に子どもの興味を尊重し、導くことができているからではないでしょうか。多数の習いごとをしたけれど、将来なんの役にも立たなかったというママ自身の経験談もあります。
いろいろなタイプの子どもがいます。子どもの興味をママやパパが見定め、そのサポートを自分たちだけでできるかどうか。これを見定めることが、習いごとをするかどうか判断に必要なのでしょうね。
文・岡さきの 編集・みやび イラスト・しっぽ
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