<真面目な夫が……?>離婚届に記入した夫「父親であることは変わらない」だったら?【第8話まんが】
前回からの続き。私(リカ)は夫のユウキと、3人の子どもを育ててきました。長男のダイスケはひとり暮らし、長女のサエは実家暮らしの社会人。次女のカコは中学3年生です。ある日「子どもを授かりたいから離婚してほしい」と言ってきた夫と不倫相手。両親からは「相手の不幸を願って生きるのではなく、あなた自身が幸せになれる選択を」と諭されます。子どもたちにも不倫がバレ、おまけにカコは半年前から気付いていたとのこと。こうなった以上、結婚生活の継続は難しく、私自身も前に進まないといけないな……そう思うのでした。
私たちは自宅のリビングで最後の話し合いに臨みました。久しぶりに帰宅した夫は子どもたちに頭を下げます。「お母さんとは夫婦じゃなくなるけど、お前たちの父親であることは一生変わらない。何かあればいつでも駆けつけるから」子どもたちは白けています。
私と夫は子どもたちの目の前で離婚届を記入しました。夫はダイスケが用意した誓約書にもサインをして、必要な荷物をまとめます。そして家を出て行こうとしたそのとき、カコが言いました。「あ、お父さん。私はいつ頃引っ越せばいい?」
本来であれば夫婦のことは夫婦で話をつけるべきだったのかもしれません。ただ子どもたちも同席したいと言ったので、家族全員で最終的な話し合いをすることになりました。夫にサインをしてもらった離婚届は、私があとで出しに行くことになっています。
夫はしきりに子どもたちへの愛情をアピールしていましたが、子どもたちはどこか呆れ顔でした。そして家にある必要な荷物をまとめて夫が出て行こうとしたとき、カコが「私はお父さんについて行く」と言い出したのです。その言葉にあっけに取られ、思考が追いつかない夫。もちろん夫は勝手に、カコは私が引き取るものだと思い込んでいたのでしょう。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子