前回からの続き。私はミリア。旦那（カズキ）と2人で暮らしています。子どもたちも巣立ち、これからは夫婦での生活をと思っていた矢先に旦那から「離婚」の言葉が……。今まで、喧嘩のときに私から「離婚だ」と言ったことはあります。けれど喧嘩中に言った言葉は、仲直りすればなかったことになると思っていました。だから私自身もまったく何も気にしていなかったのです。しかし長男は「喧嘩中だとしても、言われた方は心に傷を負う」と言います。ひょっとしたら旦那は、ずっと私と離婚をしたいと思ったまま我慢していたのでしょうか。

私は旦那と2人で京都に旅行する未来を思い描いていました。でも旦那は違う……。悲しくて涙が出てきます。エアコンを掃除している旦那の背中に向かって、必死で「私も京都に行きたい」とアピールしてみても、のん気な言葉が返ってくるだけでした。

私は旦那を愛しています。そもそも愛していないと結婚生活をここまで一緒に過ごせません。でも私はバカです。いなくなると分かって、愛していると分かりました。「離婚」という言葉を感情的に口にしていたことを謝罪して、本当は一緒にいたいことを素直に伝えることができました。

客観的にみると、私の性格は面倒だと自分でも思います。プライドが高いから思っていることも言えないし、かわいらしく旦那を引きとめることもできない。
でも言わないと終わりだと思って、言っても言わなくても旦那はいなくなってしまうと思い、勇気を振り絞って旦那に本音を伝えたのです。旦那もきっと今までつらかったのでしょう。それでも許してくれました。
これからは旦那の価値観も理解して、旦那を傷つけないようにしようと心に誓いました。

原案・ママスタコミュニティ　脚本・物江窓香　作画・〆川ズン子　編集・みやび

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