<依存?>父が亡くなり母が執着してきてうんざり。でも罪悪感もあって……勇気を出した結果
実の親が高齢になってくると、子どもであるママたちに頼りたくなるのかもしれません。でも頻繁に実家に行くことが難しい場合もありますね。ママスタコミュニティのあるママから、こんな相談がありました。
『3年前に父が亡くなって、70代前半の母が一人暮らしになりました。私は実家から車で10分の場所に住んでいます。きょうだいがいますが、遠方にいてほとんど帰ってきません。父の生前は父の治療の手助け、亡くなってからは母に精一杯寄り添ってきたつもりです。
私もパートや受験生の世話で忙しく、たまにはゆっくり過ごしたいですが、週に2〜3回行かないと落ち込まれます。母には友人もいて自治会で手伝いもしているのに、なぜ私にこんなに執着するのかわかりません。月に数回会う日を決めようとしても「少ない、寂しい」と言われて、母にイライラしている自分に嫌悪感と罪悪感がすごいです……。どうすればいいのでしょうか』
一人暮らしをしている実母が、寂しさを感じるのは仕方ないことかもしれません。娘である投稿者さんが近くに住んでいるので、余計に頼りたくなるのかも。でも投稿者さんにも生活があるので、実母のことばかり構ってもいられません。そのため実家に行く回数を減らしたいのですが、そうすると今度は罪悪感が出てしまうのだそう。実母に寂しい思いをさせたくないけれど、自分も辛いという複雑な感情の投稿者さん。他のママたちからもコメントが届いていますよ。
もっと自分の気持ちを大切にして!
『どうしてお母さんの気持ちだけが優先されているの? お母さんの気持ちと同じくらい、あなたの気持ちも尊重されていいはずだよ。親子なんだから』
『嫌悪感や罪悪感を抱く必要なんてないよ。投稿者さんは結婚して自分の家庭を持っているのだから、家庭優先でいいし自分のメンタル優先でいいよ』
実母を大切にしたい気持ちと実母にうんざりする気持ちが入り混じっている投稿者さんは、そんな自分に罪悪感や嫌悪感をおぼえています。母親だからこそ大切にしたいのでしょうが、投稿者さんにも自分の生活や感情がありますよね。もっと自分中心に考えてもよいのではないでしょうか。自分が我慢ばかりしていると、いずれ実母のことが嫌いになってしまうかも。親子関係が悪くなってしまう可能性もあります。
実母が娘を頼るのは甘えでしかない
『70歳前半で友達もいるし自治会の手伝いもしているなら、可哀想な一人暮らしの老人じゃないよ。甘やかし過ぎ』
『正直に伝えた方がいいよ。相手は投稿者さんのストレスに気づかず甘えているだけ。高齢で伴侶を亡くした自分は弱くてかわいそうだから、若くて家庭のある娘にはどんなに甘えても大丈夫だと思い込んでいるんだよ』
投稿者さんが実家に顔を出す回数が少ないと寂しそうにする実母は、娘に甘えているだけとの意見もあります。たしかに一人暮らしで孤独を感じることもあるでしょうが、実母には友達や周囲の人との関わりもあるとのこと。娘と会う回数が少し減ったからといって、一人ぼっちになるわけではないでしょう。投稿者さんにも罪悪感があるのはわかりますが、どこまで実母の甘えを許すかを考える必要はありそうです。
投稿者さんができることは?
『全部うちの母親と一緒。私は逃げている。自分自分が過ぎて、私の家庭を壊されそうになったから。あまり優しすぎると潰されるよ。それが「当たり前」になるから』
『少ないとか寂しいとか言われても、無理なものは無理。そこは割り切って、「私にも都合があるから無理だ」と伝えるべきだと思う』
実母にとって娘が来てくれるのは当たり前のことになっていて、来てくれない寂しさに耐えられないのでしょう。これまでは投稿者さんも実母の気持ちを考えていましたが、これ以上は難しいと思うならば、その気持ちを正直に伝えてみてはいかがでしょうか。できないことはできないとキッパリ伝えることが両者にとって大切かもしれません。
『相手の要望を聞かなくていいと思う。嘘の予定を入れたらいいよ。本当は予定はないけれど、その日はこの予定があると伝える』
正直に気持ちを伝えるのが難しいならば、嘘をつく方法もあります。子どもの学校や仕事の都合で実家には行けないと言うこともできるでしょう。罪悪感はあるでしょうが、自分を守るための嘘と考えることもできますね。
勇気を出して行動した投稿者さん。その結果は?
『昨日実家に行ったときに「毎日忙しいし自分の時間もほしいから、実家に来る回数は減る。でもお母さんのことは大切に思っている。お母さんは元気だし友達もいるから、私に執着しないで自分が楽しくなるように暮らしてほしい」と話してきました。一応は理解してくれたようです。自分を守れるのは自分しかいないので、母の要求が過剰になるのを防いでいこうと思います』
他のママたちからの意見を参考にしながら、投稿者さんは実母に気持ちを伝えたそうです。実母が本当に理解してくれたのかは今後の様子を見てからの判断になりますが、投稿者さんが一歩踏み出したことはとても意味のあることでしょう。今回気持ちを正直に話せたことで、今後も実母の要求を拒む勇気が持てたのではないでしょうか。本当に困ったときには手を差し伸べながら、投稿者さん自身の生活や人生も大切にしていけるとよいですね。
文・こもも 編集・有村実歩 イラスト・加藤みちか
関連記事
※<お金のウソ>貧乏なわが家「夏のボーナス、出なかった」生活費のあてにしていたのに【第1話まんが】- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 実母からの過干渉、執着される事への対策